令和3年5月のメッセージ

動画でもご覧いただけます。

　春の日差しを受け山々の新緑がまぶしい今日この頃ですが、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。

　ゴールデンウィークに入り何時もなら神河町はもとより、全国では一番の人出を迎えるこの時期です。

　しかし、ご承知の通り4月からの新型コロナウイルス感染症の急拡大を受けて、4月25日から兵庫県を含む4都府県に3度目の緊急事態宣言が発令されました。人流、人の流れを制限しないと今猛威を振るっている変異ウイルスへの歯止めがかからないとの判断であると理解をしています。　

　これを受けて神河町として兵庫県の方針を踏まえ対応を決定し、防災行政無線での感染予防の協力要請をさせていただきました。

　また、公立神崎総合病院での看護師の感染につきましては皆様には大変ご心配をおかけしましたがお知らせしました通りその後、関係者全員の検査を行い新たな感染はございません。

　今後も福崎保健所の指導の下感染対策を徹底して病院運営にあたってまいりますので、ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。　

　そのような状況の中、4月26日リモートで開催されました西播磨市町長会の総会においても、私からは兵庫県：中播磨県民センターに対して、「緊急事態宣言が発令されている都府県の市町村に優先的にコロナワクチンの供給をお願いしたい」「接種の準備はできている」として国に強く要望していただきたいと発言をさせていただきました。

　この度の緊急事態宣言は、神河町にとっても大きな経済損失を伴うものであることを十分に承知したうえで、国県の方針に基づき町民一丸となった取組みにより歯止めをかけ、合わせてスムーズなワクチン接種が実施できるよう準備を進めていくことが、神河町の再生の第一歩と考えております。住民の皆様には、改めて、

1. 不要不急の外出の自粛
2. 大人数・長時間の飲食の自粛
3. 検温など健康管理の徹底
4. 三密の回避、マスク・消毒の徹底　をよろしくお願いします。

　さて、4月に入り、神河町役場に2人の新任職員を迎えました。また、町内の19の区において区長様が交代されました。退任されました区長様には心からの感謝を申し上げますとともに、引き続き、側面からのご支援をいただきますようお願いいたします。また、新たに就任いただきました区長様、そして引き続きお世話になる区長様ともども、まちづくりへのご支援・ご協力はもとより、積極的なご指導、ご提言をいただければと思います。

　11日には笹部桜（ささべざくら）や思川（おもいがわ）が見ごろを迎えた桜華園の「さくらまつり」や、14日には井戸敏三兵庫県知事を迎えた神河町議会100回記念式典並びに記念講演。

　そしてなんといってもうれしい話題。25日に開催されました兵庫リレーカーニバルで神河町の子どもたちが大活躍。

　小学女子100メートルでは、福田 花奏（ふくた はな）さん。小学男子100メートルでは、中村 祐友（なかむら ゆうと）さん、中学女子100メートルハードルでは、竹内 紅葉（たけうち くれは）さん。そして、中学男子110メートルハードルでは、足立 英士（あだち えいじ）さんと4レース続けての優勝という快挙に、テレビの前で釘付けになった方もおられたのでないでしょうか。もし私が会場にいれば、こぶしを天に高くつき上げ「最高！」「ありがとう！」と叫んだのではと想像するくらいビッグニュースを神河町に運んでくれました。

　神河町の子どもたちは大きく成長しようとしています。ポストコロナを見据え、子どもたちの益々の成長と神河の元気の再生に向け、そのための準備に全力を挙げてまいります。

　今月から、ご案内させていただいておりますワクチン接種が始まります。順次、ご案内をいたしますのでよろしくお願いいたします。また、第12回目となる町長懇談会ですが、本年も昨年同様、行政7ブロック毎に、各区3役様を対象に5月21日から実施させていただきます。行政が直面している地域課題が改めて浮き彫りになっていますが、それらへの対応と、さらに地域を盛り上げる可能性を持つ一つの方法としての地域自治協議会の設置に向けた、情報提供も進めてまいります。

　結びになりますが、4月末には各区のご協力をいただき、コロナ対策として町内全戸へのマスク・消毒スプレーの配布をさせていただきました。

　あらためて町民皆様には、一日も早いコロナの収束に向け、「感染させない・しない」との強い思いを共有しながらお過ごしくださいますようお願い申し上げまして、5月の挨拶とさせていただきます。