令和3年4月のメッセージ

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　センバツ高校野球が2年ぶりに開催され、例年よりずいぶんと桜の開花が早いなど、春の訪れをいち早く感じられる今日この頃ですが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか？

　まずは新型コロナウイルスの状況です。首都圏の1都3県の緊急事態宣言が21日に解除されましたが、首都圏、関西圏共に新規感染者が増えている状況であり、宮城県、愛媛県、山形県では新規感染者が過去最多を更新しています。兵庫県でも新規感染者数が1日100人を越える日があり、感染の再拡大が懸念されています。このため、兵庫県は4月1日より中播磨を含む阪神エリアを中心に再び飲食店等の営業時間の短縮要請を行うこととしました。人の移動の多い時期でありますが、あらためて手洗い・うがい・マスクの着用と、感染が拡大している地域への不要不急の移動を控えていただき、会食についても、同居家族を除き、1グループ4人以内でお願いします。

　続いてワクチン接種の状況です。神河町では5月の連休明けから接種を始めて参ります。ワクチンの供給量に限りがあることから、まずは福祉施設入所の方およびその従業員。そして65歳以上で1・2級の障がいをお持ちの方および基礎疾患のある方を優先して接種を始めます。
　今後、ワクチンの供給が増えてきますと順次対象を広げて参ります。ワクチン接種情報については、引き続き防災行政無線定時放送、ホームページ、ケーブルテレビ等でお知らせして参りますので、その情報をご確認ください。

　さて、昨年3月31日をもって閉校、閉園しました越知谷小学校、幼稚園および山村留学神河やまびこ学園。式典については、新型コロナウイルス感染防止のため延期となっていましたが、3月6日に開催することができました。
　式典では、卒業生による「児童のことば」や神河やまびこ学園の修園生からのメッセージの披露、思い出を懐かしむDVDの観賞など、長きにわたり地域の小学校、幼稚園として児童・園児を送り出してきた越知谷小学校、幼稚園の思い出を胸に刻み、惜しまれながらの閉校、閉園となりました。

　10日には神河中学校、19日には町内小学校の卒業式、23日には町内幼稚園の卒園式が行われました。今年も新型コロナ対策として、規模を縮小しての開催となりましたが、健やかに成長した子ども達の姿を見てうれしく感じると共に、「ふるさとを愛し、こころ豊かで自立する神河町のひとづくり」に向けた取組みを改めて推進していく決意を新たにいたしました。

　13日には、JR長谷駅「快速列車全停止」記念式典が開催されました。長谷駅に停車しない快速列車の停車を実現するため、長谷地域を上げて利用促進活動を取り組まれた結果、13日のダイヤ改正から、特急を除くすべての列車が長谷駅に停車することになりました。
　この間の長谷地域の皆様のご尽力に感謝を申し上げますと共に、今後のJRの利用を引き続きお願いします。

　4年目を迎えた峰山高原リゾート ホワイトピークは、8日、シーズンを終了しました。昨年12月19日のオープン以降、年末の大雪と冷え込みによる人工降雪機のフル稼働により、コロナ禍ではありましたが万全の感染対策を行い、今シーズンの入込数は5万人を超える賑わいとなりました。

　その他、27日28日とヨーデルの森のスイーツフェアが開催され、私も楽しんできました。27日は天候にも恵まれ1,600人を超える来場者で賑わっていました。神河町にはその他にも、グリーンエコー笠形や新田ふるさと村など屋外レジャー施設があります。コロナ過によるアウトドアのレジャーが見直されている契機を活かし、1年を通して多くの方に楽しんでいただける施設として、安定経営を目指すことといたします。

　25日に閉会いたしました第100回神河町議会定例会では、条例制定・改正のほか、令和2年度各会計の補正予算、令和3年度各会計当初予算および各種計画策定承認など全ての案件につきまして可決・承認をいただきました。
　令和3年度の重点施策は、引き続き「交流から関係そして定住」につながるまちづくり。神河町の魅力発信を強め、“ハートがふれあう住民自治のまち 大好き！私たちの町 かみかわ”の実現に向け、第2次神河町長期総合計画を推進して参ります。
　まずは安全安心のまちづくり。そして引き続きワクチン接種と新型コロナウイルス対策事業の実施、神河町地域創生事業、集落要望の着実な取り組みを基本として、とりわけ地域創生における出産・子育て、若者定住および山林、農業の再生他各種事業に全力で取り組んでまいります。

　4月に入りますと、新年度の事業が始まります。4日には消防団入退団式、8日には小・中学校入学式、11日には消防団新入団員・幹部訓練、桜華園のさくらまつり、29日には、道の駅「銀の馬車道・神河」春のイベントが開催されます。町の行事やイベントについては、新型コロナウイルス感染症対策を講じながら、できることから実施し、町の活性化に取り組んで参ります。

　桜の開花とともに神河の春を感じる今日この頃ではございますが、まだまだ寒暖の差が激しくございます。皆様には健康にご留意されまして、充実した日々をお過ごしいただきますようご祈念申し上げまして、4月のご挨拶とさせていただきます。