令和2年12月のメッセージ

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　山々の紅葉は見頃が過ぎ、朝夕の寒さが一段と増してきています。皆様にはいかがお過ごしでしょうか。

　まずは、Go to トラベル、Go to イートの利用で全国の観光地もようやく賑わいを取り戻しつつある中、11月に入ってから全国的に急激な広がりを見せている新型コロナウイルスは、感染者が過去最多を更新する都道府県が相次ぎ、政府は「この3週間が極めて重要な時期」として、Go to トラベルの対象除外地域の拡大を決定しました。
　兵庫県では、新たな感染者が連日100人を超える日が続き、「感染拡大特別期」に入ったと発表しました。また全国一部地域で制限することとなったGo to イートのプレミアムつき食事券の申し込みを当面の間停止することとなりました。更に月末には過去最多の184人の感染が確認され、神崎郡内中学校で20人を越える集団感染、いわゆるクラスターが発生しております。
　この状況を受けまして、直ちに新型コロナウイルス対策本部会議を開催し、現状把握と神河町内各幼稚園、小中学校および公共施設のコロナ感染症対策の徹底とその他今後の対応方針について協議を行いました。そして防災無線、ケーブルテレビ、神河町ホームページでの注意喚起を行っています。町民の皆様の命・健康を守るためにも今が正念場です。
　皆様には、引き続き毎日の検温の実施と、マスクの着用、手洗い、うがい、ソーシャルディスタンスの確保、3密(密閉、密集、密接)を避けるなど、新たな生活様式「ひょうごスタイル」を基本に、インフルエンザなど冬場の感染症対策もあわせて取り組んでください。
　皆様一人ひとりが「うつらない・うつさない」との強い思いで取り組むことが大切です。一層のご理解、ご協力をお願いします。

　また、新型コロナウイルスは誰もが感染の可能性があります。うわさやデマによる偏見や差別、誹謗中傷などにつながらないように、正確な情報に基づいた冷静な判断や行動を重ねてお願いします。

　さて、以上のような状況ではありますが11月はさまざまなイベントや事業が開催され、私もできる限り参加させていただきました。1日には、第3回日本遺産「銀の馬車道・鉱石の道」サイクルトレインが開催され、約50人のサイクリストが道の駅「銀の馬車道・神河」に立ち寄り、馬車のモニュメントで記念撮影。神河町からは柚子ジュースでおもてなし。同日付で寺前駅前にはサイクルカフェ＆ゲストハウス「ラドーレ神河」がオープンいたしました。

　3日および13日には、「ふるさと文化祭 芸能発表会および作品展」。
　8日には、神河町消防団による秋季火災予防運動防火パレード。
　12日からの3日間、福本区の福本藩池田家陣屋跡庭園のライトアップ。
　15日には上小田区、22日には自然薯生産組合の「自然薯まつり」。同日、道の駅「銀の馬車道・神河」において収穫祭が開催されました。

　今年は新型コロナに配慮し、イベント規模を小さくされていましたが、関係者の皆様の「コロナを吹っ飛ばせ」の熱い思いが込められた、それぞれのイベントであったと思います。その熱い思いがお越しくださいました来場者にも充分伝わったのではないでしょうか。
　改めまして、お世話くださいました関係者の皆様方に心より感謝申し上げます。

　そんな中、閉所される障がい者施設「ゆめ花館」の機能を受け継ぎ、このたび、社会福祉協議会の障がい者活動拠点施設「ひと花」が神崎支庁舎敷地内に完成しました。昨年より神河町には障がい者グループホーム、旧難波酒造母屋を活用した就労継続支援のレストランも誕生し、障がい者施設の充実が図られ、この度の「ひと花」の誕生により更に障がい者福祉環境が充実しました。

　また23日から25日にかけ、町内小学5年生111名が自然学校に参加しました。新型コロナの影響を心配いたしましたが、生徒たちが元気に活動できたことは、学校生活のよき思い出として心に残ることでしょう。

　今月に入りますと19日には、峰山高原リゾートホワイトピークのオープン。今シーズンは西日本では積雪が多いと予想されており、例年以上の集客を期待しています。

　公立神崎総合病院では、これまで会計の精算は現金のみの扱いでしたが、12月1日よりクレジットカードやデビットカードがご利用いただけるようになります。

　結びに、8日から22日の日程で12月議会定例会を招集し、条例改正、補正予算等の上程を行います。ケーブルテレビで放送しますので是非ご覧ください。また消防団員の皆様には、26日から恒例の年末警戒でお世話になりますが、よろしくお願いします。

　これからの時期、空気が乾燥し、また火を扱うことが増えてきます。火の取り扱いには十分ご注意ください。あわせて寒さが一段と厳しくなって参ります。皆様方には、健康管理にご留意いただき、全ての皆様が良い年を迎えられますようお祈りいたしますとともに、この1年町民の皆様の町政に対するご支援に重ねて感謝を申しあげ、12月のご挨拶とさせていただきます。