令和2年7月のメッセージ

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　今年は、ほぼ平年並みの梅雨入りとなる一方で沖縄では10日余り早い梅雨明けとなりました。梅雨入り後、神河町では災害をもたらすような大雨は降っていませんが、先週九州北部では激しい雨が降りました。西日本においては梅雨時期に平年以上の降雨が予想されており、しっかりとその備えをしなければなりません。

　11回目を迎えた「集落別懇談会」は、今年は少し開催形式を変え、神河町全域を7ブロックに分けて開催させていただいています。5月29日の越知谷ブロックから始まり、6月中に5ブロックが終了し、7月に2ブロックを開催する予定です。今回は、各区の課題をはじめ、少し広域的な視点から地域の課題もお聞かせいただきました。お伺いした貴重なご意見をしっかりと受け止め、今後の町政に活かし、「大好き！私たちのまち かみかわ」のまちづくりに繋げてまいります。

　第95回神河町議会は6月16日に開会しました。今期定例会は、当初提案に加え、新型コロナウイルス感染症対応としての国の2次補正を受け、一般会計補正予算第4号を追加提案しました。議員皆様の慎重なご審議をいただき、すべての案件を原案どおり可決承認いただきました。

　今回追加提案させていただきました新型コロナウイルス感染症対応の地域創生臨時交付金を軸とした神河町独自政策につきましては、補正額で約1億6千3百万円。

　まず、「Go to かみかわキャンペーン」として、神河町内の事業所で利用できる1万円分の商品券を全世帯に支給させていただきます。また「Welcome to かみかわキャンペーン」として、町内の宿泊施設に宿泊していただいたお客様の支払額1万円以上につき、町内の観光施設等で利用できる観光商品券3千円分をプレゼントさせていただきます。

　そのほか、妊婦および学生等への支援事業として1人につき2万円の商品券の支給、また新型コロナ対策としての町内避難所への備蓄品の購入、公共施設および町内事業所での感染対策環境整備事業等を予算化いたしました。いずれも住民の皆様、事業所、そして観光施設が共に元気になってもらうための事業として、速やかに事務作業に着手すると共に、周知に努めてまいります。詳細は町ホームページ、新聞折り込み、ケーブルテレビでお知らせしますので、ご確認ください。

　さて、5月21日、近畿3府県の緊急事態宣言の解除、5月26日には継続していた残りの地域すべてが解除となりました。6月より神河町内の幼稚園、小学校、中学校については、通常の学校生活ができるようになりました。また社会体育、社会教育施設についても、今月から町外利用も可能となります。ただし、屋内施設については、利用人数の制限を行うこととしています。

　この間、国・県の指針に基づき、神河町民、また町内事業者の皆様には、外出やイベント開催の自粛、事業の休業、3密の回避など、感染症予防対策を長期間お願いしてまいりました。これらは神河町にとって日常生活、経済循環に大きな痛手となりましたが、皆様方のご理解のもと、一丸となった対応により今日の状況があります。改めてこれまでの皆様のご協力、ご尽力に心からお礼を申しあげます。

　そして今、ようやく全国各地が光を浴びて元気を取り戻す新たな出発地点に立ちました。県域を越える人の移動も可能となり、ますます経済活動が活発となり、人々の生活が元気になることが期待されています。そして何といっても神河町の元気回復は、町内での経済循環の拡大です。特別定額給付金やGo to かみかわキャンペーンなどをご活用いただき、「お買い物は町内で」を合言葉に神河町を元気づけましょう。

　経済活動や日常生活が徐々に平時に戻りつつある一方で、首都圏では現在も多くの感染者が発生し続けています。経済・日常生活の元気回復に取り組みながらも、首都圏等への移動の自粛はもとより、3つの密と人との距離を意識しながら、手洗い・うがい・マスクの着用に心がけ、感染予防を引き続き徹底しなければなりません。

　また、延期されていました町ぐるみ健診が再開されます。新型コロナ以外でも皆様の健康管理に十分注意をお願いいたします。

　終わりに、いよいよ出水期に入り、行政としてより一層の集中豪雨に対する迅速な情報収集と住民への情報提供に努めてまいります。また暑さも更に厳しくなってまいります。マスクの着用の影響もあり、例年以上の熱中症対策やこまめな水分補給が必要となります。皆様ご自身の体調管理をお願い申し上げ、7月のご挨拶とさせていただきます。