熱中症に注意しましょう
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真夏だけでなく、初夏から9月の残暑が続く頃まで、熱中症で救急搬送となる方、亡くなられる方も多くなっています。特に、急に気温が上がった日や蒸し暑くなった日等には、注意が必要です。
今年の夏も、全国的な猛暑が予測されます。熱中症のリスクが高まると考えられる時は、エアコンや扇風機を効果的に使うなど、予防行動に気を付けてください。
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熱中症の症状
程 度 | 症 状 | 応 急 処 置 |
---|---|---|
軽症 ・発汗あり ・体温:平熱 ・意識障害なし | 〇めまい 〇立ちくらみ 〇こむら返り・足がつる 〇どんどん汗をかく 〇手足のしびれ 〇気分不快感 | 1.涼しい場所に移動し、仰向けに寝かせる。 クーラーがきいた室内や日陰で風通しの良い涼しい場所に移動し、服をゆるめて安静に寝かせる。 2.体を冷やす 首・脇の下・太ももの付け根等を保冷剤や冷たいタオルで冷やす。 3.水分・塩分の補給 冷たいスポーツドリンクや経口補水液がおすすめです。 →症状が改善しない場合は、受診しましょう。 |
中等症 ・発汗あり ・体温:40度未満 ・意識障害なし | 〇頭痛 〇吐き気 〇おう吐 〇だるさ 〇疲れ | 1.涼しい場所に移動し、仰向けに寝かせる。 クーラーがきいた室内や日陰で風通しの良い涼しい場所に移動し、服をゆるめて安静に寝かせる。 2.体を冷やす 首・脇の下・太ももの付け根等を保冷剤や冷たいタオルで冷やす。 3.水分・塩分の補給 冷たいスポーツドリンクや経口補水液がおすすめです。 →水分補給が出来ない場合や症状が改善しない場合は、受診しましょう。 |
重症 ・発汗停止 ・体温:異常な高体温 ・意識障害あり | 〇呼びかけへの反応がおかしい 〇けいれん 〇異常な高体温 〇普段通りに歩けない 〇汗がでなくなる | 救急車を呼ぶ |
熱中症に注意が必要な方
- 高齢の方・子ども・肥満の人
- 長時間の屋外作業の時
- 著しい筋肉運動
- 脱水症状(例:風邪をひいている、熱がある、下痢をしている)
- 体調不良(二日酔い、寝不足など)
- 低栄養状態
- 障がいがある人、基礎疾患のある人(心臓疾患、糖尿病、精神疾患など)
高齢者の方は、暑さやのどの渇きを感じにくかったり、体温調整がしにくかったりするため注意が必要です。
上記の方は、高齢者同様、十分な注意が必要です。その日の体調にもよるので、日ごろの体調管理にも注意が必要です。
熱中症予防のポイント
1.暑さを避けましょう
気温と湿度に注意して、屋外では日傘や帽子を使用して直射日光を避けましょう。休憩する時は、日陰で風通しの良い場所を選びましょう。
屋内ではエアコンや扇風機を使用し、こまめに換気をしながら室温(28度を目安)と湿度(50~60%を目安)を適切に保ちましょう。また、日中だけでなく夜間も昼間に蓄えられた熱で室温が上昇するので、エアコンや扇風機を使用して夜間熱中症を予防しましょう。
2.適宜マスクをはずしましょう
気温・湿度の高い中でマスクを着用すると、熱中症のリスクが高くなる恐れがあります。感染対策を心がけていても、人と十分な距離を確保できる場合は、マスクをはずしましょう。
また、マスクを着用している時は負荷のかかる作業や運動を避け、周囲の人と十分な距離をとった上で、適宜マスクをはずして休息を取りましょう。
3.こまめに水分補給をしましょう
のどが渇いていなくても、入浴前後や起床後等こまめに水分補給をしましょう。水分は1日あたり1.2Lを目安に補給し、大量に汗をかいたときは塩分も補給しましょう。
4.日頃から健康管理をしましょう
日頃から体温測定と健康チェックをしましょう。また、バランスの良い食事や十分な睡眠をしっかりとりましょう。
普段と体調が違ったり、悪いと感じた時は、無理せず自宅で静養しましょう。
5.暑さに備えた体づくりをしましょう
暑くなり始めの頃から無理のない範囲で、適度に運動(「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる強度で毎日30分程度)をしましょう。
災害時の熱中症予防について
例年、梅雨から秋にかけて台風や豪雨など風水害が多く発生するようになります。災害時には、慣れない環境や作業で熱中症のリスクが高くなりますので、お互いに声をかけながら十分に注意しましょう。
「熱中症警戒アラート」・暑さ指数(WBGT)の活用を
環境省では、暑さ指数(WBGT)と「熱中症警戒アラート」のメール配信サービス(無料)を行っています。必要に応じてメールの登録を行い、熱中症対策にご活用ください。
・暑さ指数(WBGT)のメール配信サービス(無料)はこちら(別ウインドウで開く)
・熱中症警戒アラートのメール配信サービス(無料)はこちら(別ウインドウで開く)
・LINEアプリを活用した情報発信(無料)はこちら(別ウインドウで開く)
熱中症特別警戒アラート
近年、気候変動等の影響により、国内の熱中症による救急搬送人員は毎年数万人を超え、死亡者数も高い水準で推移しています。
環境省は、従前から運用してきた「熱中症警戒アラート」に加え、気温が特に著しく高くなり熱中症による人の健康に対する重大な被害が生じるおそれのある場合に、新たに「熱中症特別警戒アラート」を発表することとし、令和6年4月24日から運用を開始します。
詳しくは環境省ホームページ(別ウインドウで開く)でご確認ください。
暑さ指数(WBGT)とは
人体の熱収支に与える影響の大きい(1)湿度、 (2)日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 (3)気温の3つを取り入れた指標です。この暑さ指数(WBGT)が28(厳重警戒)を超えると熱中症患者が著しく増加します。詳しくは、環境省ホームページ(別ウインドウで開く)でご確認ください。
熱中症関係サイト
厚生労働省
環境省
気象庁
総務省消防庁
お問い合わせ
神河町役場健康福祉課
所在地: 〒679-2414 兵庫県神崎郡神河町粟賀町630番地(神崎支庁舎内)
電話番号: 0790-32-2421 ファックス番号: 0790-31-2800