令和3年11月のメッセージ

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　第49回衆議院議員総選挙の結果は、自民党は議席を減らしましたが単独で絶対安定多数の261議席、公明党を含む与党では293議席を獲得し、引き続き政権を担うこととなりました。

　岸田政権には、新型コロナ対策はじめ外交・防衛・環境・教育などさまざまな課題がありますが、とりわけ私たち国民の暮らしに直結する経済と雇用・社会保障の回復を図る、「成長と分配」の中身が重要です。分配政策によって所得と雇用が改善され、若者に夢と希望を与える道筋に向けた政策に期待します。

　また、日本維新の会が大幅に議席を増やしました。政権とは「是々非々で臨む」とされており、今後の政策に注目していきたいと考えています。

　さて、兵庫県における緊急事態宣言解除後の時間短縮要請が10月21日をもって解除され、食事における制限を除いて、概ねコロナ前の状態に戻ってまいりました。11月6日から7日の姫路お城まつり、21日から23日の姫路食博も開催される予定と聞いており緩やかではありますが、しっかりとした感染対策の下でこれまでの日常に近づいてくれることを期待しています。

　そのような中で10月20日現在の神河町におけるワクチン接種は85.8%の方が2回接種を終えられています。今後は2回接種後8か月経過の方から3回目の接種が始まる予定で準備を進めています。また、未接種者の皆様への個別接種も引き続き行っておりますので、健康福祉課までお問い合わせください。

　10月後半から人家近くでのクマの目撃が相次いでおり、現在有害捕獲もはじめています。くれぐれもご注意いただきますようお願いします。

　明るい話題では、大リーグの大谷翔平選手が選手間投票による年間最優秀選手「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に選出されました。成績は勿論ですが、何事にも一生懸命に取り組む姿が私たち観衆のみならず、同じフィールドで戦う選手からも称賛を浴びるなど多くの人に感動と元気を与えてくれました。

　また先日は、テレビ番組の炎の体育会で神河中学校の長谷川真理さんが、陸上界のヒロイン田中希実さんと800メートル全力勝負！神河町を力いっぱいPRしてくださいました。有難うございます。

　さて、私自身、12年間皆様に支えられながら、町政発展のため全力で取り組んでまいりました。特に人口減少対策においては、人口確保対策としての地域創生事業を強力に推し進めてまいりました。

　中学生までの医療費無料化は高校生まで拡大し、「交流から関係そして定住」をキャッチフレーズに、銀の馬車道・鉱石の道の日本遺産登録、道の駅・スキー場・病院北館建設、大十倉庫・しいたけ菌床工場等の企業誘致、更には山林再生・病院経営強化のための国・県からの職員派遣。若者定住では工夫を凝らしながら多くの視察市町の取組の先駆けとなったのが神河町の住宅取得および家賃補助等の若者定住施策でありました。

　特にこの4年間は、「恒久平和のまち宣言」、「部落差別の解消の推進に関する条例」制定、脱炭素社会を目指す「クールチョイスなまち宣言」等、世界的な取り組みとして注目されているSDGsの視点を踏まえたまちづくりの取組でありました。これからの4年間はさらに加速化する人口減少・地域創生と直面する課題解決のための取組が欠かせません。

　コロナ禍から町内経済回復、命を守る道路・橋梁・河川・土砂対策、交通弱者移動確保対策、農地・山林再生・野生動物対策強化、未来を担う神河っ子・若者・起業創業支援の継続、公立神崎総合病院を核とした医療・健康・福祉の増進。さらには、現在取組を進めている残土砂処分地確保、中播消防署建替え、水道広域化・共同化の取組、各区・地域ブロックを支援し元気にするための地域自治協議会の取組で、お年寄りから子どもまで町民の皆様の笑顔があふれる元気づくり、神河町発展のためにとことん一生懸命、全力で取り組んでまいります。

　結びになりますが、神河町長選挙は11月16日告示、11月21日投開票されます。投票日には棄権されることなく、神河町の未来をしっかりと見据えていただき投票されますことをお願い申し上げます。

　新型コロナ感染症は減少傾向にあるとは言いながら、これからはますます朝夕の冷え込みが厳しくインフルエンザの季節となってまいります。体調管理にはくれぐれもご留意いただき、引き続き、感染予防対策を徹底していただき、お過ごしくださいますようお願いし、ご挨拶とさせていただきます。