令和3年10月のメッセージ

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　朝夕涼しさが増し、秋らしいさわやかな好季節となりました。

　兵庫県に出されていた緊急事態宣言は9月末で解除となりました。解除後も県独自の行動規制策を講じながらの段階的緩和の方向となります。

　そうした状況の中、9月もシルバーウイークを中心に町内屋外施設に多くの観光客、とりわけ、アウトドアを楽しむ方が県内各地からたくさん訪れました。コロナによって行動志向もより安全と考えられている田舎、屋外へと足が向いていくのは自然の流れと言えるかもしれません。

　さて、自民党総裁選挙が実施され、新たに岸田文雄氏が選任、10月4日には臨時国会が召集され第100代内閣総理大臣に就任される模様です。
　また、10月21日で任期満了を迎える衆議院の総選挙は11月中の実施の可能性が強まっています。

　9月4日には、温室効果ガスを削減させるクールチョイス・賢い選択の取り組みとして、定員限定ではありますが、4回講座の第1回目のかみかわ未来環境塾を開催して地球温暖化の現状について学びました。

　また24日には、旧越知谷小学校で農業技術を研究する但馬米穀(株)の協力事業者である、(株)第一精工舎から米のもみ殻から作った鉛筆とボールペンが町内3小学校に贈られ、社長自ら環境に関する出前授業を実施していただき、ごみの再利用についての理解を深めました。

　12日には、中学校体育大会が開催、小学校・幼稚園運動会は10月9日に予定しています。

　そして、18日から19日に開催された全国小学生陸上競技大会には、神河町からは兵庫県で優勝した3名の児童が参加、神崎小学校6年の中村祐友くんが走り高跳びと80mハードルの複合競技で見事日本一、それぞれ100mに出場した寺前小学校6年福田花奏さんはC組決勝で6位、神崎小学校5年宮永浬叶くんは惜しくも決勝進出は叶いませんでしたが、とても素晴らしい経験をされ、今後ますますの活躍を期待したいと思います。

　第16回神河町美術展では、今年も県下各地から、日本画、洋画、書、写真、彫塑工芸の5分野から合わせて187点の作品が出展され、その作品のすばらしさに今年も心を癒されました。

　また、神河町出身で現在中央公民館にも寄贈いただいています米田三枝様から、日本画3点の寄贈をいただき公立神崎総合病院等に掲示させていただくこととしています。

　さて、10月に入りますと、例年であれば各地でにぎやかに秋祭り等が開催されるところですが、今年も神事のみの開催とお聞きしています。各区、地域での集まりごともまだまだ配慮が必要な状況でありますが、行動制限を段階的に緩和する「出口戦略」の具体化や、ワクチン接種の促進、一方では新たな行動スタイル・生活様式も意識しながら、しっかりと国、県の方針に沿って取り組んでまいります。

　決算議会と言われる9月議会定例会では上程しました報告2件および30議案についてすべて承認可決いただきました。
　質疑内容については、適正な予算執行、ホームページでの情報発信強化、観光施設の決算状況とコロナ対応の詳細、避難所感染対策用品等の管理状況、将来を見据えた財政計画、コミバスの運営状況、スマート農業の広がり、町税等収納強化に向けた対策、介護従事者確保、分譲地における公園や公民館設置の考え方等について質疑を受けました。
　代表監査委員様からは、特に令和2年度は新型コロナの感染拡大という想定外の困難な状況下において、病院関係職員、健康福祉課その他関係部署のみならず全職員が住民の感染防止、健康維持の対策・対応に最大限の努力を惜しみなく発揮していただいたと身に余る労いの言葉をいただきました。監査意見では、公共施設等の維持管理、適切な予算執行、学校跡地利活用の推進等6項目について一定の前進があったことへの評価と、今後も取り組む項目として、契約行為、補助金の有効活用、危機管理対策等についてご意見をいただきました。
　今決算議会においていただいたご意見をしっかりと受け止め次年度予算、今後の事業に反映してまいります。

　結びになりますが、台風16号の進路は、東寄りとなり、日本への直接の影響は無いようです。神河町として今後もしっかりと必要情報の発信をしてまいりますので早めの対策を引き続きよろしくお願いします。

　またこれから一気に秋が深まってまいります。寒暖差には十分気を付けていただき、コロナ対策と合わせた健康管理をお願いしまして、10月のご挨拶とさせていただきます。