令和3年3月のメッセージ

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　今年の冬は寒波による凍結など寒い日が続きました。しかし、ようやく寒さも緩み、春の日差しを感じる今日この頃ですが、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。

　新型コロナウイルスに関しまして、1月13日、兵庫県を含む関西三府県に緊急事態宣言が再発出され、感染防止に努めてきたところですが、その効果として1日の新規感染者数が二ケタ台を推移する中、政府は2月末での解除を決定しました。
　緊急事態宣言の解除に合わせて、人の動きや経済活動も活発になってくると思われますが、再拡大にならないよう引き続き感染予防対策を十分行っていただき、新たな生活様式に御協力をお願いします。

　ワクチンの接種につきましては、現在国の方針に基づき神崎郡医師会の協力のもと、準備を進めています。接種の時期は、まずは今月から医療従事者の接種を実施。4月中旬から高齢者、次に基礎疾患を有する方々、そして高齢者施設従事者へとすすめ、その後に16歳以上の一般の方を予定しています。接種方法は町が指定した場所での集団接種で、予約方法については電話による申込を予定しています。まだ未確定なところが多くあり、決定したものから情報提供して参りますので、今しばらくお待ちください。

　さて、先月11日から18日にかけて、神河町観光交流センターで、県立神崎高校木工クラフト部製作の木工製品の展示会が開催されました。神崎高校は木工クラフト部をはじめとして、これまでも町内の多くのイベントに参加をいただくとともに、最近ではハートマークのベンチを寺前駅に、消毒液スタンドは役場に寄贈していただくなど、神河町のまちづくりに多くの参加をいただき、神河町を元気付けていただいています。私もイベント毎に神崎高校のコレクションを集め、その数は増え続けています。兵庫県の一番小さな町に高校があるということは、地域を元気にする上でとても重要な要素です。神河町としてはこれまでもそしてこれからも神崎高校を応援していきます。

　昨シーズンはまれにみる暖冬で苦しんだ峰山高原リゾートホワイトピーク。昨年12月のゲレンデオープン以降気温の低い日が続き、積雪に恵まれ、ゲレンデ状態もよく、新型コロナウイルス感染対策を施す中、多くの若者や家族連れにお越しいただいています。現在43,000人を超える賑わいを見せています。そんな中、2月20日・21日と、峰山高原リゾートで3回目となる『全国プリンサミット2021』の決勝大会が開催されました。ゲレンデを訪れたスキーヤーやスノーボーダーが全国から選ばれた6種類のプリンを食べ比べ、2日間の投票の結果、栃木県の「日光ぷりん」がグランプリに輝きました。なお、峰山高原プリンは昨年第2回大会でグランプリに輝いています。

　次に、3月2日から25日まで、100回目を迎えた神河町議会が開催されます。令和3年度の重点施策は、まずは安心安全のまちづくり、そして新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金事業、神河町地域創生事業、集落要望の着実な取り組みを基本として、とりわけ地域創生における出産・子育て、若者定住および山林、農業の再生に全力で取り組み、“ハートがふれあう住民自治のまち 大好き！私たちの町 かみかわ”の実現に向け、第2次神河町長期総合計画を推進して参ります。なお3月1日より念願でありました『病児病後児保育事業』がケアステーションかんざきにおいてスタートいたします。

　6日には、新型コロナウイルスの影響で1年開催が遅れています越知谷小学校、幼稚園の閉校式並びに閉園式、やまびこ学園の閉園式が開催されます。10日には神河中学校卒業式、19日には町内幼稚園の卒園式、23日には町内小学校の卒業式が行われます。いずれも規模の縮小および感染対策を行いながらの実施となります。

　13日には、JR長谷駅において「快速列車全停」記念式典が行われます。これまで寺前駅－和田山駅間の一部の運行で、長谷駅の停車がない運行がされていましたが、全ての列車が長谷駅で停車することになりました。これも長谷地域をはじめとしたさまざまな取り組みとJRのご理解によるものと感謝申し上げます。また同日に、道の駅「銀の馬車道・神河」では、国道312号線感謝イベント。20日には桜華園がオープン。そして27日・28日とヨーデルの森「春のスイーツフェアー」が開催されますので、ご案内させていただきます。

　結びになりますが、暦の上では春といいながら寒暖の変化が大きく、空気は乾燥しています。3月1日から春季全国火災予防運動も始まります。また11日には東日本大震から10年を迎えます。先月13日には震度6強の地震があるなど、コロナ禍での防災対策の重要性を強く感じたところです。改めて、火の扱いと体調管理には十分ご留意いただきますようお願いを申し上げ、3月のご挨拶とさせていただきます。