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あしあと

    平成22年1月のメッセージ

    • ページID:201
    • [更新日:]

    あけましておめでとうございます。皆様には、ご家族おそろいでお健やかに新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
    昨年11月、『ほんまにひとつの神河町』実現のために多くの皆様のご支援を賜り、神河町長に押し上げていただきましたことに対しまして、まず以って厚く感謝を申し上げます。
    国政では昨年8月に「生活第一」を掲げた民主党が第一党となり政権交代がなされ、「脱官僚」とムダの削減を掲げた「事業仕分け」という前代未聞の試みに国民が注目し、世の中が「変わる・生活が良くなる」ことへの期待をしているところです。

    さて、不易と流行という言葉がございます。字のごとく「不易」とは変わらないもの、「流行」とは移り変わるものですが、根本では同じという解釈が辞書にのっています。
    私は先人たちの努力により、人が幸せに生きるために整備された文化や慣習、決め事が「不易」と考えるならば、人が幸せに生きることを実現するためのさまざまな取り組みが「流行」だと思っています。常に時代を越えても変わらないもの、日本の伝統的な強さや良さを見直しながら質の高い経済社会を建設していくことが大切です。
    人間には生存本能と集団の中にいたいという集団帰属本能があるといわれています。どんな時代でも人と人が集まり、1+1が3にも10にもなるような人と人との結集、それはチームワークだと思います。
    少子・高齢・過疎、大きな財政債務と町政は相当に厳しい現状ですが、県・国との連携をさらに強め、「お年寄りが安心し、子どもたちの笑顔があふれるまちづくり」「子どもたちに誇れるまちづくり」「住んでよかったと思えるまちづくり」のために職員一丸となって取り組んでまいります。

    緊近の課題は学校統合問題でありまして、神崎中学校と大河内中学校を統合し、現大河内中学校の敷地を拡張して新たに統合中学校を建設、神崎中学校の敷地に大山・粟賀小学校を統合し、いずれも新築するという計画のものです。この統合位置については、この間の経過、具体的には旧町の均衡ある発展を基本とした合併協議、あるいは統廃合問題についての学校教育審議会答申をはじめとした前町政の考え方を基本的に尊重し、その上で再度耐震診断結果や建築方法の点検確認を行い、関連する通学路の確保など安全安心な教育環境を充分に検討し、住民にとって少しでも負担の少なくなる事業の実施を行なってまいります。
    その中で統合中学校については、

    1. 平成21年12月8日が補助の決定を受けている統合中学校の最終の予算調整の期限であり、基本的な設計変更は出来ない状況にあったこと。
    2. 補助事業の採択を受けるための兵庫県耐震診断改修計画評価委員会の二次診断結果で「補強工事は不適当」との結論がでたこと。
    3. 平成21年度限りの極めて有利な事業採択(経済対策臨時交付金)を受けることにより、通常の補助事業よりも町の負担が軽減できる。

    以上、大きくは3つの状況から現大河内中学校の敷地に神崎中学校と大河内中学校を統合して新たに統合中学校を新築することにしました。今後は計画を進めながら、経費節減できる部分で検討を行うことといたします。
    統合小学校については現在基本設計中であり、建築方法ごとの建築費の比較、また中学校同様の平成21年度限りの補助事業採択による町負担の比較資料から点検・確認を行い、今月中に最終判断をいたします。
    いずれにしましても、子どもにとって、住民にとって最善の学校建設を目指す決意であります。

    さて、嬉しいお知らせをいたします。
    一つ目は、公立神崎総合病院において兼ねてより念願でありました医師の確保について、すでに昨年10月より常勤の小児科医師が着任しておりますが、今年1月から麻酔科の医師が着任することになりました。さらに4月には外科医師の着任も内定しています。本当にうれしい限りであります。今後は内科医師の確保が急務という状況にあります。
    医師を確保することで救急医療、休日夜間の受け入れ態勢を充実することは病院経営の健全化につながることはもとより、地域住民の皆様のもっとも大きな願いでもあると思います。今後もさらなる充実を図り、皆様のご理解とご支援を得ながら、より一層の信頼していただける病院となるよう努力してまいります。

    二つ目は、村上春樹さん原作の「ノルウェイの森」がいよいよ今年の12月にスクリーンに公開されます。この映画のロケ地として砥峰高原をはじめ、峰山高原リラクシアの森が舞台となり、一昨年より撮影がされてまいりました。町といたしましては、この映画撮影と公開を地域活性化の絶好の機会としてとらえ、すでに兵庫県の支援のなか「映画ノルウェイの森観光振興推進委員会」を設置し、今後さまざまなPR活動や事業を行うことにしています。
    さらに本年4月、寺前駅前にオープンの「観光交流センター」を神河町の観光振興の拠点施設として、映画ノルウェイの森ロケ地、砥峰高原・峰山高原リラクシアの森を中心に町内の各観光施設とリンクさせた取り組みを内外に発信し、観光客の増加に取り組んでいく所存です。その節には、どうぞご協力のほどよろしくお願いいたします。とにかくみんなで神河町を元気にしようではありませんか。

    最後になりますが、2010年が皆様にとって平和で安心して暮らせる世の中、昨年より少しでも幸せを実感できる一年となりますことをご祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。

    ※このメッセージは、神河町ケーブルテレビネットワークの自主放送番組“町長からのメッセージ”から引用しています。

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