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あしあと

    平成24年4月のメッセージ

    • ページID:127
    • [更新日:]

    2月、3月と寒い日が続いていましたが、庭ではうぐいすの声が響きはじめ、ようやく春を感じる今日この頃です。3月20日に開園しました桜の山桜華園も開花が遅れているようでありますが、4月7日・8日の桜祭りは花盛りを期待したいものです。
    3月25日には、4月からの長谷小学校・幼稚園への統合を前に川上小学校・幼稚園が多くの関係者に見守られながら、135年の歴史と伝統の中で閉校・閉園となりました。川上小学校は閉校となりますが、川上っ子魂の歴史や伝統はいつまでも受け継がれるものと思います。

    さて、25日間の日程で開催されました3月議会定例会も、29日をもって閉会いたしました。平成24年度各会計予算、条例改正など53議案含めた全ての提出議案についてご承認をいただきました。平成24年度予算は一般会計で79億5千万円となり、その他の計含めた13会計で総額155億1千9百万円となり、平成23年度と比較してプラス4.7%増の予算となりました。
    また、一般質問については、10名の議員様から町の重要施策、人材育成に対する町長の思い、少子・高齢・人口対策、このたびの職員収賄事件からの信頼回復、これからの農業政策、財政健全化に向けた取り組み、地域振興と観光戦略、ゴミ対策、入札に関すること、町政運営に関すること、業務の効率化に関すること等、貴重なご質問・ご意見・ご提言をいただきました。そのなかで、人づくり・まちづくりに対する私、町長へのリーダーシップと就任以来2年半の取り組みの成果を問うものも多くございました。
    私は就任以来、「チームワーク」「組織力」「チーム神河」と敢えて、人・組織をイメージさせるキーワードを使ってきました。そこには、最小限のマンパワーで最大のサービスの実現を図るために、職員相互の仲間意識の高まりと組織の連携強化、さらに住民の皆様との信頼・絆を深めていくこと、このことが私自身のまちづくりの基本でございます。そのひとつの集落別町長懇談会では、重要施策の報告はもちろんですが、大きなテーマは地域・住民の皆様の声を聴く場であり、それがまちづくりの原点だと考えます。
    また、人づくりの第一歩として、まずは自らの組織を見つめなおすこと、そのために接遇マナーの強化に取り組んでいます。本年度で全職員が研修を修了いたしますが、このことは、挨拶や電話の応対にとどまらず人を受け入れる一番の「心」の訓練としても大きな成果を得ています。集落懇談会での「町民は役場を選べない」というこの想いを真摯に受け止め、「笑顔は心の扉を開く鍵」であることを意識して、気持ちよく用事を済ませていただけるよう引き続き『笑顔』で取り組んでまいります。

    2年半の成果としては、ご存知のとおり神河町の誇る高原が映画ノルウェイの森に続き、大河ドラマ平清盛の舞台に選ばれました。これは素晴しい自然環境はもちろんですが、地域の皆様のおもてなしの心とともに評価をされたということであり、このことが各地域における特産品開発や6次産業化に向けた地域振興の取り組みにも繋がっています。
    各観光施設はもとより、長谷地域ではシカ肉と地域の食材を使った特産品開発、株式会社山田営農の黒豆の枝豆や米粉を使った商品開発、新田のからかわ、越知川の駅のまき寿司、栗の豆腐、新野のこうじみそ、さらに根宇野のゆずを使った製品は町内外で加工販売されています。
    またB1グランプリ姫路食博で出品した神河町の4つの特産食材(名水と手作り味噌、手作りこんにゃく、ゆず)を入れた「定釜鍋」、「カーミン焼き」、「ざくざく柚子」、「平清盛饅頭」など、生産者の熱い思いがこもった魅力あるPR商品がカーミンの観光案内所をはじめ多くの店頭に並んでいます。
    私は、このように多くの方々のかかわりで地域の元気づくりから地域振興、そして観光振興へ繋がってきていることに神河町のまちづくりがしっかりとできつつあることを実感しております。まちづくり、人づくりは一朝一夕に、またトップリーダーがワンマンに行うものではありません。
    『何のために取り組むのか』というこの命題がそれぞれの心の中にしっかりと認識できたときに大きなパワーとなって発揮されるものです。そして、人づて、口コミからその心が広がっていくことで、町としての大きなネットワークさらには町内外に魅力ある神河として発信されていくものと確信いたしております。

    その他、財政健全化については、就任当時251億円あった町の借金も平成23年度決算見込みは218億円で、33億円を減らすことができました。また、平成23年度の国からの特別交付税は要望額の3億5千万円に対し、鳥獣害や災害対策、病院運営等の特殊事情を考慮いただき、5億7千万円の交付が決定しました。これは神河町の現状と頑張りを評価していただいた結果であり、改めて関係各位の皆様に厚く感謝を申し上げます。
    平成24年度も安全・安心を基本に、あらゆる分野からのまちづくりを全身全霊、取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

    最後になりますが、延期となりました砥峰高原の山焼きは、7日、14時点火予定となっています。平成24年度もさまざまな催しについて、その都度ご案内をさせていただきますので、皆さまにはどうぞ神河町を楽しんでいただきますとともに、これから暖かくなる好季節を健やかにお過ごしいただきますようお祈り申し上げます。

    ※このメッセージは、神河町ケーブルテレビネットワークの自主放送番組“町長からのメッセージ”から引用しています。

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