平成22年11月のメッセージ

10月は、例年にない暖かい毎日が続いておりましたが、山々も要約色付き始めた今日この頃、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。

10月3日にはゆずオーナー説明会、新田ふるさと村そばの花まつりなど恒例の季節行事も行われ、また、3日から17日までの各週末には各地域で秋祭りが開催されました。五穀豊穣と一年の無事に感謝しながら、子どもからお年寄りまで、多くの方の関わりにより、今年も伝統文化の継承と地域の親睦と交流が更に深められたのではないでしょうか。
18日から22日には、大河内中学校の2年生がトライやる活動に取り組み、町内15の事業所にお世話になりました。職場体験などを通して地域について学び「生きる力」を育むことを目的に開催されておりますが、受け入れてくださった事業所の皆様に厚く感謝を申し上げ、今後とも子どもたちの成長に引き続きのご指導と語支援をいただきますようお願い申し上げます。
また、19日、20日には、神河町連合小学校の児童114名が京都・奈良への修学旅行を楽しみました。

秋の砥峰高原は、これからススキの穂が一面に波打つ銀世界となってまいります。24日の第13回ススキまつりは、あいにくの雨模様にもかかわらず、県内外よりたくさんの方にお越しいただきました。映画ノルウェイの森ロケ地効果もあり、高原内を散策される方を多く目にしました。映画上映が近づくにつれ、毎日多くの方が高原を訪れています。高原の四季の移ろいに心和まされ、ゆったりとした時間を楽しまれているようです。ここ、砥峰高原はリピーターも多く、さらに神河一園ハート型周遊を楽しんでいただけるよう広くPRに努めてまいります。
なお、観光協会では、ノルウェイの森映画鑑賞バスツアーの申し込みを受け付けています。また、撮影風景をデザインに取り入れた年賀状の販売も行われていますので、是非、お申し込みくださいますようお願いを申し上げます。

31日には、第5回ふるさと文化祭芸能発表会が開催され、日ごろの練習の成果を遺憾なく発揮していただき大いに盛りあがりました。引き続き、11月3日まで作品展も行われておりますので、是非お立ち寄りください。
11月14日も全国和太鼓フェスティバル、農業祭をはじめ文化、スポーツ、観光イベントなどの行事が満載です。その都度、ご案内をさせていただきますので、是非、ご参加いただきますようお願いします。

さて、11月1日には、中播磨姫路農林水産事務所管内（姫路・夢前・香寺・安富・福崎・市川・神崎・大河内）の8森林組合が合併し、大河内事務所が本所となり、『中はりま森林組合』として、新たに出発することとなりました。
木材価格の冷え込みなど長引く不況の影響が続いていますが、地球温暖化防止、国土保全、水源涵養等を背景に間伐などの森林整備の必要性が求められ、さらにその役割が期待をされるところであります。

また、昨今は神崎郡内においてもクマの出没をはじめ鳥獣害被害が数多く報告をされています。人間と野生動物との住み分けのための整備はいうまでもありませんが、喫緊の対策としての防護柵設置や捕獲、追い払いなどさまざまな対策に取り組んでいるところです。
10月14日の轟音玉講習会には69名の方が受講されました。今後も被害対策について県等との連携の中で地域と一体となった取り組みを進めてまいります。

11月9日からは全国火災予防運動が始まります。火の元、戸締りには十分お気をつけください。
災害はいつ何時やってくるかも知れません。万一に備え、地域の安全安心のための見回り点検等、引き続きの取り組みをよろしくお願い申し上げます。

最後になりますが、11月7日をもちまして神河町合併5周年を迎えます。人口13,000人の県下で最少の町ではありますが、互敬互譲と融和の精神により、神河町としての歩みをしっかりと続けてまいりました。
合併最大の事業ともいわれています学校統合事業については、平成23年4月神河中学校の開校を目指し、順調に工事も進んでおります。また、平成25年4月の開校を目指し、神崎小学校もいよいよ実施設計段階に入っております。神河町の将来を担う子どもたちの教育環境はしっかりと整ってまいりました。町としても、この校舎に負けないまちづくりを進めてまいりたいと存じています。今後も町政に対し引き続きのご支援とご協力を切にお願い申し上げます。

霜月に入り、皆様には朝夕の冷え込みには十分にご留意いただきますことをお祈り申し上げます。

※このメッセージは、神河町ケーブルテレビネットワークの自主放送番組“町長からのメッセージ”から引用しています。