平成25年8月のメッセージ

町長の山名宗悟です。

猛暑の一方で突然の集中豪雨など自然の脅威が各地を襲っています。先週末には島根・山口両県で日雨量350ミリの記録的な豪雨で土砂崩れや河川の氾濫等大きな被害が出ています。
熱中症対策と合わせ、気象状況には十分ご留意いただきたいと思います。

さて、兵庫県知事選挙および参議院議員通常選挙も終わり、県政では井戸知事が過去最多の得票数を得て4選。参院選では、自民党が大きく勢力を伸ばし、非改選議席を含め第1党に復帰、公明党との与党過半数を確保いたしました。
景気対策から雇用対策、そして社会生活や実体経済の回復に向けた道筋への期待が強まっています。

また、TPP交渉は、日本は7月23日から正式参加。先行11カ国が「10月基本合意、年内妥結」を目標に議論を進める一方で、各国それぞれが国益の最大化をめざす交渉となるため難航する分野も多くあるとの報道がなされています。来年4月の消費税率の引き上げと合わせ、私たちの生活に大きく関わる内容を含んでおり、国民世論に基づく戦略づくりとともに国民への説明も必要です。

さて町内に目を向けますと、真夏の代名詞、子ども会球技大会が7月13・14日に開催されました。今年はソフトボール10チーム、バレーボール16チームが参加し熱戦が繰り広げられました。
少子化の影響で競技参加についてもご苦労いただいておりますが、大会では子どもの真剣な表情とともに一緒になって熱い声援を送る関係者の姿が印象的でした。猛暑のなか、力いっぱいのプレーを見せていただきました選手の皆様、そしてこの間ご指導をいただきました監督・コーチ、その他保護者・関係者の皆様大変おつかれさまでした。

6日に開催された越知川名水街道夏物語初日の新田ふるさと村『ほたる＆夏祭り』では、今年も県下各地から訪れた家族連れやカップルで賑わい、また27日には、長谷駅前および寺前駅前周辺において、それぞれのまちづくり団体による賑わいイベントが開催され、真夏の暑さを吹き飛ばしました。

第4回目となる『集落別懇談会』は7月30日をもって全39区を廻らせていただきました。今年も世帯の約3割にあたる1200名の方にご参加をいただきました。
あらためて「住民の皆様と行政の対話」のなかから、まちづくりの点検と課題の整理、そして具体化が進められていることを実感しています。今年特に強く感じましたのは、高齢化が進むという背景もあり、道路や河川さらには民家周辺の立木伐採・草刈等の環境対策であります。県管理に関するものについては常に県要望も行っていますが、町同様緊急性の高いところからの優先対応しているのが実態であります。区においてもこのような状況をご理解いただき、対応可能な部分についてのご協力もいただいており感謝申し上げます。

また、本年度から区要望事業推進3カ年計画の中で事業展開も行っておりますが、何をおいても少子高齢の人口減少対策は喫緊の課題であります。一方で、増え続ける「空き家」を「地域の宝」として利活用を進める空き家バンクは平成18年以降、73件が成約、町内異動も含め33世帯85名が転入。また、昨年から今年春までに6件のお店がオープンするなど町の魅力向上にもつながっています。

さて、夏の一大イベント、第8回「かみかわ夏まつり」は、今年も多くの皆様のご協力をいただき、8月3日（土）午後6時30分から神崎小学校において開催されます。今年は、カーミンダンスのお披露目をはじめ、仕掛けを盛り込んだ花火のフルコース、子どもたちが描いた250点の絵が灯篭になるほか、民謡歌手「大場いたる」さんによる「炭坑節」総踊り、神崎保育園鼓笛隊、神崎高校生徒のパフォーマンス、パワーハウスかみかわ「ダンスキッズ」、太鼓演奏。さらには、播磨の女子サッカーチーム　アスレハリマアルビオンの皆様にもご登場いただきます。
また、8月の世界陸上にマラソン出場する藤原正和さんのメッセージ紹介も予定されています。
藤原さんの世界陸上への出場は8月17日（日本時間で午後8時頃と伺っておりますが）、当日はグリンデルホールでのテレビ放映も予定されております。

その他、8月も人権、平和記念の取り組みをはじめ、町内各所で盆踊り、納涼大会等地域行事も多く開催されます。また、「人権文化をすすめる県民運動」推進強調月間です。親睦と交流、そして心をつなぐネットワークをさらに広げていきましょう。

結びになりますが、体調を崩しやすい時期です。くれぐれも体調管理にはご留意いただき、健やかにお過ごしいただきますようお祈りし、8月のごあいさつとさせていただきます。

このメッセージは、神河町ケーブルテレビネットワークの自主放送番組“町長からのメッセージ”から引用しています。