令和6年1月のメッセージ

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　新年、明けましておめでとうございます。

　皆さまには、お健やかに新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。

　さて、株価はバブル崩壊後以降初めて3万円を回復するなど、国内経済は外国人観光客いわゆるインバウンド需要の急激な増加にみられるように、回復傾向に向かっていると言われています。一方、世界経済はコロナ禍に加えて、ロシア軍によるウクライナ侵攻、イスラエルとパレスチナ自治区イスラム組織ハマスとの衝突等による原油、農産物等の価格高騰が、私たちの生活に大きな影響を与えています。

　そんな中、6月にはコロナ禍により3年延期されていました「第48回全日本愛瓢会総会・展示会兵庫県神河町大会」が福本区揚羽ホールをメイン会場として開催され、名誉総裁の秋篠宮皇嗣殿下様が2日間にわたり神河町に御成りいただきました。全国から出展されました300点を超える素晴らしい瓢箪の作品をご観覧いただき、熱心に質問されている姿は見識の高さを感じることができました。
　ご観覧のあと、峰山高原ホテル リラクシアにご宿泊いただき、翌日は砥峰高原を散策され、私も高原での子どもの頃からの思い出を会談させていただきました。まさしく神河町として歴史に残る2日間となりました。

　通常開催となりました夏まつりは、花火1,000発が夜店の賑わいと共に、来場されました皆様に大きな感動を与えることができた夏まつりとなりました。

　9月には幼小中学校の運動会・体育祭、10月には自転車のヒルクライムとそれぞれの地域の秋祭り、11月にはかみかわ商工祭、カーミンの収穫祭を始め、たくさんのイベントが町内で開催され、まさしく「交流から関係、そして定住」につながるまちづくりを一つの柱に掲げております神河町に、元気が戻ってきた！そんな1年であったと感じております。

　そして、今年で7シーズン目を迎える峰山高原リゾートホワイトピークは、12月9日に安全祈願祭が執り行われ、今期更に増設した降雪機、全46台がフル稼働でコース整備が行われました。22日にはサウスコースとキッズパークをオープンすることができ、初滑りを待ち遠しく思っていただいていた皆様にご来場いただきました。今シーズンも、大いに賑わいを見せることを期待しています。

　また一方で、町内全域の道路の除雪作業につきましては、これまで同様に万全の態勢で対応させていただきます。

　昨年も多くの企業様から企業版ふるさと納税をいただきました。1年間で10社の企業様から、合計5千4百80万円の寄附をいただきました。貴重な財源として有効に活用させていただきます。ご寄附いただきました企業の皆様、本当にありがとうございました。

　さて、輝かしい新年を迎えるにあたり、2024年（令和6年）の町政における抱負を申し上げます。

　一つ目として、何と言っても神河町誕生20周年を迎える令和7年オープンの、粟賀小学校跡地公園・図書コミュニティ施設の整備工事が本格的に始まります。老若男女が集い、賑わいを発信し、まちの拠りどころになることをコンセプトとし、神河町をはじめとするこのエリアのランドマークとなる施設を目指してまいります。

　二つ目として、人口減少対策、地域創生への取組です。これまでの重点的な取組をさらに進めるため、出会いの場の創出や未来を担う子どもたちへの支援を拡充して参ります。

　三つ目として、山の再生であります。神河町将来ビジョンの実現の一つとして、30年後、50年後の神河の豊かな森構想の実現のため、林業関係事業者と一体となって山の再生に取組んでまいります。

　四つ目として、脱炭素・SDGsの見える化の取り組みです。昨年、2050年のゼロカーボンを実現するための計画として『神河町地球温暖化対策実行計画（区域施策編）』を策定しました。その取組として、EV充電ステーション設置や公用車のEV化を図ります。

　五つ目として、公立神崎総合病院改革の推進です。人口減少が進む中、病院を取り巻く環境や求められる病院の方向性も変わりつつあります。住民に選ばれ、満足していただける病院経営に取り組んでまいります。

　最後に観光の取組です。新たに交流人口を拡大するために、2025大阪・関西万博開催に向けインバウンドの取り組みにも新たな展開を進めて参ります。

　結びに、国が進めます物価高騰による支援策を早急に着手し、皆様の生活の下支えを行いながら、「2050神河将来ビジョン」と「SDGs」、本年度策定の「長期総合計画後期基本計画」など、地域創生・地域活性化の具体策に引き続き全力を挙げますと共に、新年度予算編成に繋げて参ります。

　新年を迎え、更に寒さ厳しい季節となってまいります。皆様には体調管理に十分ご留意していただくと共に、昨年の町政運営に対しましてのご支援、ご協力に心から感謝申し上げます。本年におきましても引き続きのご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げ、そして2024年（令和6年）が皆様にとりまして素晴らしい年となりますようご祈念申し上げ、新年を迎えましてのご挨拶とさせていただきます。