令和5年5月のメッセージ

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　風薫る5月、日毎に草木の緑が映えるようになってまいりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

　新型コロナウイルスについては、今月8日以降、感染症法での扱いが現在の2類相当から5類に移行されます。マスクについては、本人の意思により着用となっていますが、入院や外出、飲食店に対する営業時間短縮などの行動制限は廃止となります。しかし、最近では緩やかな増加傾向にあり、今後広まる恐れもあることから、これまで同様、感染対策に心がけ、お過ごしくださいますようお願いいたします。

　また新型コロナワクチン接種を5月から、高齢者や基礎疾患のある方などを優先に行います。接種券が届いた方から順次接種の予約をお願いします。

　神河町役場では4月1日付で職員の異動とともに7名の新任職員を迎えました。町民皆様の生活に必要不可欠な行政サービスやまちづくりには人材確保と人づくりは必要です。厳しい財政状況は変わりませんが、適正な人員配置に努めてまいります。

　2日には、神河町消防団消防初出式並びに入退団式が挙行されました。笹倉武志消防団長をはじめ本部役員や消防団員の皆さまには、神河町の安全・安心の最前線での御尽力に対しましてお礼申し上げます。当日は、多くの来賓ご臨席の中、消防団員314名が出動し、終始節度ある行動に改めて神河町消防団の意気込みを感じました。

　春の日差しの中、町内の幼稚園、小学校、中学校、そして神崎高校で入学式が行われました。少し大きめの制服に身を包み、初々しく登校している姿を見ていると、無事にスタートを切れたのでないかと感じます。

　22日から23日にかけて、第71回兵庫リレーカーニバルが開催されました。神河町から小学生20人、中学生5人が出場し、中学男子110mハードルで2年生の中村祐友さんが決勝進出。中学女子100mハードルで、2年生の福田花奏さんが見事優勝されました。おめでとうございます。今後の活躍を期待しています。

　次にこの度、越知区薬師堂に安置されている木造薬師如来像及び脇侍像（きょうじぞう）が兵庫県指定重要有形文化財に指定され、4月24日、兵庫県教育長から指定書を手渡されました。どちらも平安時代につくられた仏像で、神河町では初めて兵庫県指定文化財になりました。

　さて、昨年4月にJR西日本は経営状況の厳しい路線を公表し、播但線寺前駅から和田山駅間がその対象となりました。これを受け神河町では、本年度利用者を増やす取組みとして、次の3つの補助を行っています。

　一つ目は、個人、または4人以上の団体が特急はまかぜをご利用になり、寺前駅で乗車又は降車される場合。
　二つ目は、65歳以上の方、また65歳未満の方2名以上で、新野駅、寺前駅、長谷駅のいずれかを発着地として往復利用される場合。
　三つ目は、新野駅、寺前駅、長谷駅を基点として片道50km以上の遠距離通勤または通学する場合。

　いずれも町内に住所を有する方を対象としています。これらの補助制度をご活用いただき、是非JR播但線のご利用をお願いいたします。なお、これら補助制度の詳細についてはひと・まち・みらい課までお問い合わせください。

　また昨年度策定しました「2050かみかわ将来ビジョン」の概要版を5月に各戸配布させていただきます。詳細は概要版に記載していますQRコードから町ホームぺージで見ることができますので、ご案内させていただきます。

　結びに、今月29日から第13回目となります町長懇談会を開催いたします。神河町の現状をしっかりと捉えることで、将来への課題も見えてくるものと考えます。行政ブロックごとの開催で、懇談会の出席は区三役としておりますが、何と言いましてもまちづくりの主人公は町民の皆さまお一人お一人です。忌憚のないご意見を頂戴したいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。

　引き続き、町政にご支援・ご協力、ご指導・ご鞭撻をお願い申し上げ、5月の挨拶とさせていただきます。