令和5年2月のメッセージ

動画でもご覧いただけます。

　先週、10年に一度の最強寒波が、日本各地を襲いました。日本海側を中心に大雪と低温で倒木による孤立集落の発生や水道管凍結による断水が発生し、石川県では自衛隊に災害派遣が行われました。兵庫県内でも神河町を含む多くの市町で大雪警報が発令され、私の家の前でも50cmほどの雪に見舞われ、町内でもコミュニティバスが運休するなど皆様に不便をおかけする事態となりました。
　2月に入り、寒さも今以上に厳しくなることが想定されることから、寒波に対する啓発を行うとともに、皆さまにおかれましても事前の備えをお願いいたします。

　一方で、6シーズン目を迎えたスキー場は、多くのスキーヤー・スノーボーダーで賑わいを見せております。この度の大雪で自然雪にも恵まれ、週末はリフトに行列ができるなど、昨年のシーズンを超える入込となっています。町民の皆さまには、中学生まではリフト無料、その他の方にはリフト半額で楽しんでもらえるようになっていますので、一面の銀世界をあじわってみてください。併せて、週末にはナイター営業も行っておりますので是非ご来場ください。
　また、グリーンエコー笠形の「扁妙の滝」も今回の寒波で氷瀑しています。

　国内で初めて新型コロナウイルス感染者が確認されて、3年が経過しました。拡大と行動規制を繰り返してきましたが、国は1月27日の感染症対策本部で、新型コロナの感染症法上の分類を5月8日に季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に引き下げることを決定しました。この決定に合わせ、これまでの特別対応を段階的に縮小させることとし、私たちの日常生活を取り戻す第一歩となる日が近づいてきています。一方これまでも変異株の発生で幾度となく感染者が増加してきた経験を踏まえ、基本的な対策は継続しながらも、withコロナの視点で神河町の事業を進めてまいります。

　さて、2023年は、3年ぶりに開催されました桜の山「桜華園」の元日登山からスタート。御来光にも恵まれ、太陽の日差しを体いっぱいに浴び、気持ち新たに今年1年の「元気」をいただきました。

　8日には、「二十歳の集い」が開催されました。110人のうち85人の二十歳を迎えられた皆さまが集合。久しぶりに会う仲間と共に、思いを胸に新たな門出を祝うことができたと思います。前途洋々な皆さまの大きな成長を心から御祈念申し上げます。

　12日から13日にかけて、神河中学校2年生のスキー実習が行われました。天候にも恵まれ、神河町の冬物語を楽しめたのではないでしょうか。自然と触れ合える機会が減っている今の子どもたちに、神河町の冬のイベントを体現させることが、ふるさと「神河町」を感じてもらえる絶好のチャンスと考えております。2月には小学校1年生と4年生の自然体験を予定しています。楽しみにしてください。

　15日には、グリーンエコー笠形において「とんど祭り」が開催されました。無病息災や家内安全など祈願させていただきました。また、餅まきや甘酒など正月らしい振舞に、会場に集まった200人を超える皆さまと今年1年「健康」で頑張っていこうと思いました。

　29日には、こちらも3年ぶりとなりますかみかわマラソン大会が開催されました。会場には体操服やサッカーのユニフォームを着た町内の子どもたちをはじめ、他市町からも参加があり、多くの皆さまがこの大会を待ち望んでおられたのではないかと感じました。また、西脇工業高校、須磨学園高校の選手が大会を盛り上げていただきました。会場では温かい「ゆず香ちゃん」が振舞われ、冷えた体を「ホット」させる心遣いに、癒されたのではないでしょうか。このコロナ禍において、マスクをする日常が続き、子どもたちの体力の心配もありますが、ファミリーマラソンにも多くの方に参加いただき、親子の触れ合いができた貴重な1日になりました。

　2月に入りますと、11日には「神河町文芸祭表彰式」が行われますが、今、神崎公民館で作品展が開催されています。是非、ご来場いただき、特に書道展で町内の子どもたちの力強い作品をご覧ください。
　また、地域の伝統行事であります「薬神さん」が19日に、「愛宕山」が26日に開催されます。地域の皆さまにはお世話になりますが、よろしくお願いいたします。

　結びに、新型コロナの感染者が減ってきていますが、インフルエンザの感染者が増えてきていると聞いています。基本的な感染予防対策は一緒で、マスクの着用、手指消毒など一人ひとりができる基本的な感染症対策と十分な休養とバランスの取れた栄養摂取で体調管理を充分行っていただきお過ごしくださいますようお願い申し上げ、2月の挨拶とさせていただきます。