令和4年6月のメッセージ

動画でもご覧いただけます。

　ホテル モンテローザでは、わくわく公園内に流れる水路一面に梅の花に似た梅花藻（バイカモ）が花を咲かせるなど、神河町の緑がより映えるようになってきた今日この頃ですが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

　5月27日に開催されました神河町慰霊祭において、心静かに神河町の現状を顧みますと先の大戦から七十七年を迎えるに当たり、私たちは平和を享受していると感じる一方、2月24日から始まったロシア軍によるウクライナ侵攻において、街の壊滅的な被害と多くの尊い命が奪われ続けていることなど、この戦争が停戦協議も虚しく長期化の様相を呈してきている報道を見ますと、強い憤りを感じずにはいられません。一日も早い平和な日常を取り戻すため各国が解決に向けて最大限の努力を続けていかなければならないと感じています。

　さて、3年ぶりに緊急事態宣言のないゴールデンウイークとなった神河町。各観光施設には多くの人で賑わいました。特にヨーデルの森のアルパカとの触れ合い、そして新しい施設の越知谷キャンプ アグリビレッジも多くの家族連れに恵まれました。

　この人の動きをさらに加速し、神河町内に多く点在するアウトドア施設をPRするため、峰山高原リゾートにおいて28日から29日にかけ「KAMIKAWA OUTDOOR FES 2022 in MINEYAMA KOGEN」を開催しました。
　当日は、アウトドア用品の展示販売からグルメやスイーツのキッチンカーの出店もあり、延3700人の来場者の中、神河町を大いにPRできた2日間でした。また、今回南あわじ市からも出店いただき、これを契機に南あわじ市と神河町の人と物の交流を検討する目的で南あわじ市長、市議会議長他関係者様と神河町議会議長、商工会長等の意見交換会をさせていいただきました。今後の展開が非常に楽しみです。

　15日には金婚夫婦祝福式典が3年ぶりに開催されました。蜜を避けることからも出席者とご一緒しての写真撮影はなかったのですが、結婚50年を迎えられた神河町はじめ中播磨の方々の笑顔の中、一堂に会することができたことは、少しずつではありますがコロナ前の状態に戻りつつあると感じました。

　同じく15日に斎藤元彦兵庫県知事、法田中播磨センター長が神河町を訪問され、当日は小寺議長も同席していただき、神河町の将来について意見を交わしました。
　神河町からは、農業の6次産業化として人参ジュースやゆずジュースの紹介、公立神崎総合病院を活用した地域医療の充実、JR播但線の利用促進、水道料金適正化への支援、東西南北交流を進めるためのトンネル構想などを訴えさせていただきました。齋藤知事からは、要望に対する話に留まらず、知事が大阪府庁勤務時代に一度私と面会したことや木材の加工品にも興味を示されるなど、有意義な時間を過ごさせていただきました。この内容はケーブルテレビでも放送されますのでご覧ください。

　18日から19日にかけて西播磨7市8町で国会議員および省庁要望会に行ってきました。山の再生には欠かせない基幹森林道の早期開通など、神河町が直面する課題について要望しました。
　その中で、神河町も積極的に活用しています森林環境譲与税、国全体では約半分が活用されずに基金として積立てされている現状があると指摘があり制度設計の見直しを求める声があります。神河町としても間伐など積極的に取組んでいくことで、より中山間部に森林環境譲与税が配分されるよう取り組んでまいります。
　また、山の再生は、CO2の削減につながり脱炭素社会に寄与するとともに、森林保全、水害や土砂災害を防ぐ役割があることからも、積極的に取組んでまいります。
　同日に、市川町浅野区で進めています新クリーンセンターの建設について、地元選出の山口壮環境大臣に要望を行ってきました。令和10年新施設の稼働に向けて取組んでまいります。

　結びに、5月30日から第13回目となります町政懇談会を開催しています。各地域の課題をしっかりと捉え共通認識を図ることで、まちづくりの指針も共有できるものと考えております。開催については、ブロックごとで、出席は区三役としております。是非忌憚のないご意見を頂戴したいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。

　6月14日から神河町議会定例会が始まります。町執行部と議会議員の皆さまが意見を交え、より良い神河町建設に向け努力してまいります。

　引き続き、ご支援とご協力、ご指導・ご鞭撻をお願い申し上げ、6月の挨拶とさせていただきます。