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あしあと

    平成22年2月のメッセージ

    • ページID:167
    • [更新日:]

    日本海側では年末より雪の影響が多くあるようですが、神河町においては例年にない穏やかな天候に恵まれおります。皆様におかれましては、日々ご健勝のこととお喜び申し上げます。

    さて、1月10日には成人式が行われました。今年成人になった方は町内で177名、その内157人が出席しました。若者らしいそして凛とした態度の中での式典から将来の神河町を必ずや担っていただけるものと確信をしたところです。新成人には、地元地域とのつながり、そして同級生同士のつながりを一生の宝物とし、親睦、交流の輪をさらに拡げ、町の良さを発見していただき、自分の町に自信を持ってこれからの人生を楽しんで欲しいと思います。

    神河町成人式

    平成22年神河町成人式

    1月24日には、役場周辺で第35回神河マラソン大会が参加者総数420人という賑わいのなかで開催されました。このマラソン大会は、県下のトップアスリートを招待しておりますが、今回も西脇工業高校と須磨学園高校のトップランナーに大会前日のグリーンエコー笠形での陸上教室とあわせ2日間にわたって参加いただきました。

    特に、西脇工業高校からは神河町出身で全国大会6区を激走し準優勝に貢献された大中康平選手も参加され、大きな盛り上がりの中で大会が開催できました。トップアスリートの走りを体で感じることで大会参加者の中から未来のトップアスリートが生まれることを大いに期待したいと思います。改めて子どもたちに夢と希望を与えていただきました両高等学校の関係者にお礼申し上げますとともに大会参加の選手の皆様、そして大会役員としてご協力いただきました体育協会はじめ体育指導委員会そしてマラソンコースとなった地元集落の皆様、更には暖かいトン汁サービスいただきました日赤奉仕団など、すべての方々に感謝申し上げます。

    神河マラソン大会

    第35回神河マラソン大会

    2月11日には、中央公民館グリンデルホールにおいて人権啓発講演会を開催いたします。今回は、松本サリン事件被害者でNPOリカバリー・サポート・センター理事の河野義行氏をお迎えし講演していただきます。
    是非この機会に皆様とともに人権について学びあいたいと思いますので、多くのご参加をお願いいたします。

    さて、懸案事項であります学校統廃合問題、特に幼稚園含めた統合小学校の建築につきまして資料が整いました。そして関係部局との点検検証を行い、方針を決定いたしましたので、ご報告させていただきます。
    まず、結論から申し上げます。
    統合小学校・幼稚園の建築については、建築方法ごとによる費用と町の負担する費用や町の将来などあらゆる角度から比較点検、検証をした結果、現神崎中学校跡地に大山小学校と粟賀小学校を統合し、建築方法については、木造と鉄筋コンクリートの混合型の校舎で改築(新築)することが子どもにとって、住民にとって最善の建築方法と判断いたしました。なお、先日開催されました町議会学校統廃合問題特別委員会の中で、このことについて報告させていただきました。
    次に、判断するに至った経過について説明させていただきます。
    統合小学校・幼稚園については、基本設計をお願いしている設計事務所に建築方法ごとの建築費用を計算していただき、その後関係部局で平成21年度限りの補助事業を受けることによる町の最終負担額、また将来の町の財政状況含めて比較点検検証いたしました。
    建築方法についてはA案として『木造校舎』、B案として『木造と鉄筋コンクリートの混合校舎』、C案として『鉄筋コンクリート校舎』、D案として『神崎中学校校舎を利用し耐震補強と増築による校舎』の4種の比較を行いました。

    点検検証一覧
    A案:木造B案:木造と鉄筋コンクリートの混合  C案:鉄筋コンクリートD案:耐震補強と増築
    小学校面積5,440平方メートル5,200平方メートル5,200平方メートル既存 4,381平方メートル
    増築 819平方メートル
    幼稚園面積1,200平方メートル1,200平方メートル1,200平方メートル1,200平方メートル
    合計6,640平方メートル6,400平方メートル6,400平方メートル6,400平方メートル
    一般財源約450,000千円約400,000千円約420,000千円約490,000千円

    まずA案の『木造校舎』とD案の『神崎中学校校舎を利用し耐震補強と増築による校舎』について検証を行いました。
    A案の『木造校舎』については

    1. 平屋での建設では、建築基準法上1,000平方メートルで一棟として防火区画を設ける必要があるため、棟数が多くなり用地的に狭くなるため、一部2階建で算出しましたが、それでも棟数が増えることとなり、また1階における2階からの騒音が問題となります。
    2. 更に建築事業費が高くつき、平成21年度の有利な補助金(臨時交付金)により木材を前もって購入できても借金が多くなるなど町の負担が約4億5千万円と非常に高くなります。

    D案の『神崎中学校校舎を利用し耐震補強と増築による校舎』については

    1. 耐震補強以外に大規模改造が必要となり、特に南校舎、北校舎両方にエレベーターの設置、また中学校仕様であるものを小学校仕様への改造が必要となり、階段の蹴り上げの18cmを16cmへの全面やり替え、またベランダの高さの改修等費用が嵩むこととなります。
    2. また、大規模改造は前回の実施から20年経過しなければ補助の対象になりません。神崎中学校は平成5年に大規模改造を行っているため、平成26年度以降でなければ補助事業での実施が出来ないこととなります。
    3. 更に大規模改造の年間事業費が2億円を限度とされており、概算の事業費から事業実施するには4カ年が必要となります。このことから平成28年度以降の事業については合併特例債が利用できなくなり、町の負担は約4億8千万円と4案中一番高くとなるとともに事業の完了が現在予定の平成24年度から29年度へ大きくずれ込むこととなります。
      以上のことから、A案の木造校舎とD案の耐震補強と増築による校舎の2案については、町の負担の大きさや完成年度が長引くことから断念せざるを得ないと判断しました。

    次にB案の『木造と鉄筋コンクリートの混合校舎』とC案の『鉄筋コンクリート校舎』で比較検証しました。
    B案の『木造と鉄筋コンクリートの混合校舎』では、全体事業費はC案の『鉄筋コンクリート校舎』よりも約1億4千万円高くなりますが、木材購入のための平成21年度の有利な補助金(臨時交付金)を利用することにより、結果的に町の負担はC案の約4億2千万円に対して約4億円と4案中一番少なくなります。
    これらのことから、統合小学校については『木造と鉄筋コンクリートの混合校舎』で改築(新築)することが最善であると決断させていただきました。
    木造と鉄筋コンクリートの混合校舎案については、1階部分を鉄筋コンクリートとし、2階部分を木造とすることにより防火区画の問題や1階の騒音問題等が解決されるなど合理的に建設が出来ます。
    また、混合校舎であっても木造校舎のような雰囲気をもった校舎が可能であるため、混合校舎での改築(新築)といたします。
    なお、建築方法の見直しにより、これまでの説明会における事業費から町の負担は少なくなりますが、財政の健全化を考えると負担を少しでも軽くする方向で考えていかなければなりません。そのためにも具体的工事の内容等については、今後の設計段階で生徒数の将来見通し含めた建築面積など徹底した検証、精査を行い実施していきたいと考えています。
    さらに、統合中学校と合わせて、学校建築はもとより、安全安心な通学環境など検討部会を中心に皆様と一緒に今後協議していかなければなりません。
    皆様には、どうぞこれまで以上のご理解、ご協力賜りますよう心よりお願い申し上げます。

    まだまだ冬本番。寒さは続きます。皆様にはどうぞ健康には十分気をつけていただき、ご活躍されますことをお祈り申し上げます。

    ※このメッセージは、神河町ケーブルテレビネットワークの自主放送番組“町長からのメッセージ”から引用しています。

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