平成24年8月のメッセージ

7月11日から14日にかけて九州北部地方を襲った豪雨は、これまでの『想定外』という言葉にかわり、『これまでに経験したことのない豪雨』という表現がなされました。河川の決壊・氾濫、土砂崩れ、住宅の倒壊、最大43万人もの避難指示・勧告がだされる一方で、尊い命が失われる等多くの犠牲を引き起こしました。
6月の防災講演会では、地球温暖化により、日本列島が亜熱帯化してきているとの報告もありましたが、当町でもスコールのような突然の雷雨、集中豪雨が発生しています。常に万全の体制で災害に対する備えを行っていただきますようよろしくお願いします。

さて、4年に一度のスポーツの祭典ロンドンオリンピックが、7月27日午後9時（日本時間の28日午前5時）開幕し、開会式での選手たちのすがすがしい笑顔がとても印象的でした。既に競技が始まり、まさしく、これがオリンピックと評されるように、金メダル確実といわれた選手が一瞬のなかで涙をのむなど、感動のドラマが早くも繰り広げられています。
引き続いて、19日から行われるパラリンピック大会とあわせ、日本にひとつでも多くのメダルと選手たちに最高のパフォーマンスで悔いのないたたかいを願い、スポーツの魅力を皆様とともに楽しみたいと思っております。

8日に行われました中播磨地区消防操法大会では、小型ポンプの部で作畑新田分団が準優勝、ポンプ自動車の部で越知分団が見事優勝。越知分団は、8月5日に開催される県大会に出場、全国大会出場をめざし、各分団の応援体制の下、日夜訓練に励んでいただいております。ぜひ、日頃の訓練の成果を遺憾なく発揮され、優勝を勝ち取ってください。
28日には、郡子ども会球技大会が開催され、ソフトボールの部優勝の南小田・上小田子ども会、準優勝の吉冨子ども会、バレーボールの部優勝の寺前子ども会、準優勝の福本子ども会が町代表として出場。バレーボールの部で寺前子ども会チームが見事、準優勝に輝きました。猛暑の中、力一杯のプレーを見せていただきました選手の皆様、そしてこの間ご指導をいただきました監督・コーチ、その他保護者・関係者の皆様大変お疲れ様でした。
今年で6回目を迎える大型バイクイベント、スピリット　オブ　ヤマトが、28日から29日、峰山高原ホテル前の特設会場において、約500台の大型バイクハーレーが全国から集結し、バイク見学会、チャリティーオ－クション、ステージイベントが盛大に開催されました。私も今回初めて参加しましたが、ここが神河町なのかと一瞬目を疑うほどの素晴らしい光景に感動の連続でした。関係者はじめ、協力いただきました県道沿線の皆様に心から感謝いたします。

次に、第3回の集落別懇談会は、7月25日、全39集落をまわらせていただくことができました。貴重なご意見、ご提言とともに、「行政のことが良く分って良かった。」とのご意見もたくさん頂戴し、とても嬉しく思っております。お世話いただきました区役員の皆様をはじめ、ご出席いただきました皆様、そして関係各位のご理解とご協力に感謝申し上げます。これまで同様、ご意見、ご提言はしっかりと受け止め、ご回答させていただくものについては、今後調整協議を行い対応させていただきます。なお、概要につきましては、広報9月号で報告いたします。

さて、夏の一大イベント、第7回かみかわ夏まつりが、8月4日（土）午後6時30分より、神崎支庁舎において開催されます。神河町出身の歌手Knashy mood（ナッシームード）さん、神河中学・神崎高校吹奏楽部による夢のコラボレーションをはじめ、かみかわ親善大使の紹介、神崎保育園による鼓隊パレード、パワーハウスかみかわダンスキッズによるダンスパフォーマンス、そして1000発の花火とともに、今年は気仙沼のアンテナショップをお迎えします。気仙沼の物産を買って、神河の心を被災地に届けたいと思います。当日まで受け付けています花火基金とともに、ご支援をよろしくお願いします。

8月は、人権文化をすすめる県民運動推進強調月間です。既に各地区の人権教室にも取り組んでいただいておりますが、相手の立場・気持ちを思いやる心で、心のネットワークを広げていきたいと考えています。

結びになりますが、8月も19日の消費者大会や町内各所で盆踊り、納涼大会などお盆の行事も多く開催されます。地域の皆様方との親睦と交流をさらに深めて欲しいと思います。これからが夏本番。体調管理、特に熱中症には十分ご留意してお過ごしいただきますようお祈り申し上げます。

※このメッセージは、神河町ケーブルテレビネットワークの自主放送番組“町長からのメッセージ”から引用しています。