平成22年10月のメッセージ

稲の刈り取りも大方のところで終わり、秋の行楽シーズンの到来となりました。猛暑の夏から一転、一気に冷え込んでまいりましたが、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。

9月1日に召集し28日に閉会しました9月議会定例会は、平成21年度各会計の決算認定をはじめ、平成22年度一般会計補正予算など全ての議案について承認・認定をいただきました。
9月5日の映画ノルウエイの森ロケ地記念トーク＆ジャズライブでは、町外の方を中心に400名を超える皆様が参加され、とりわけ3分の1の方は県外からお越しいただきました。関西テレビの山本浩之アナウンサーが司会をつとめ、映画関係者による撮影秘話などが紹介されましたが、監督の強い思いやそれに応えていただいた地元の皆様方のおかげで、素晴らしい映画に仕上がっているようです。12月11日の公開が待ち遠しい限りです。
12日の第11回まっせまつりでは、5,000名の皆様にお越しいただきました。商工会の会員様をはじめとする、まつり運営委員会の皆様方、直接的・間接的にご支援、ご協力をいただきました各種団体をはじめ、全ての皆様に重ねて感謝を申し上げます。
19日には中学校、25日・26日には幼稚園・小学校で運動会が開催されました。力いっぱいに運動場を駆け巡り、全身をつかって演技する子どもたちの姿は、毎日の練習、努力の成果を十二分に発揮し、私たち見る者に深く感動を与えてくれました。皆様の頑張りに心より賛辞を送りつつ、ご指導にあたられた先生方はもとより、お世話いただきました役員の皆様をはじめ地域、保護者の皆さまに改めて感謝申し上げます。
23日の砥峰観月会では、高原での気温が6℃と一気に冷え込みましたが、朝からの雨も夕方には青空に変わり、かがり火とたいまつの炎、ステージイベントを楽しみながら、雲の合間に中秋の満月をはっきり見ることができました。
その他、ヨーデルの森秋の収穫際のオープニングイベント、大河内高原ハイキング、グリーンエコー笠形でのバーベキューパーティー、そして絵画・書などを中心とする美術展など数多くのイベントが行われました。

さて、9月17日には、第2次菅内閣が発足をいたしました。雇用問題に円高、デフレ不況、外交問題と課題は山積しています。国民に約束した政策の実現、経済・財政、社会保障の一体的立て直し、行政の無駄遣いなどを盛り込んだ新内閣の基本方針が閣議決定され、あらためて挙党一致で『国民生活第一』の取組みが望まれるところであります。

文化・芸術・体育の秋。保育所運動会やトライやるウイーク、ゆずオーナー説明会、新田ふるさと村のそばの花まつりなど10月もイベント満載です。10月24日の砥峰すすきまつりをはじめ、31日はカーミンの観光案内所のカーミンの収穫祭のほか、各地域の秋祭りなど多くの行事が開催をされます。地域の賑わいづくりとして、是非、地域の皆様方との親睦と交流を更に深めていただき、新たな神河町を発見していただきたいと思います。

次に、10月号の広報でもお知らせをしておりますが、ゴミ減量化の取り組みとして、12月1日からエーコープ近畿粟賀店、生鮮パワー神崎店、マックスバリュ神河店でレジ袋の無料配布が中止され、有料（1枚5円）となります。この5円のうち、レジ袋を作るのに必要な経費を除いた収益金は環境を守る取組みに利用されます。また、今後は他の店舗でもマイバッグの持参運動を展開し、レジ袋の削減に向け全町あげて取り組んでまいりますので、ご理解とご協力をお願いします。

最後になりますが、9月23日にマリナーズのイチロー選手が10年連続の200本安打を達成しました。いくら技量が優れていても高いレベルの記録を10年も続けることは至難の業です。何より怪我をしないための自己管理や鍛錬があったからこそと、大いに栄誉を称えたいと思うわけですが、「チームメートが祝福してくれて、喜んで良いんだと思った」とのコメントを聞き、まさしく地域や職場、組織の原点は、ここにあるのではないかと感じたところです。

気候変動による台風、ゲリラ豪雨を初めとした大雨、強風、土砂災害等万一に備え、地域の安全安心のための見回り点検など、引き続きの取り組みをお願い申し上げ、朝夕、日中の気温の変化に十分にご留意いただきましてお過ごしいただきますようお祈り申し上げます。

※このメッセージは、神河町ケーブルテレビネットワークの自主放送番組“町長からのメッセージ”から引用しています。