平成27年2月のメッセージ
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1月17日は、死者6,434人、全半壊家屋25万戸、道路・鉄道の寸断、これまでに見たことのない大規模な火災。長田区では3日間燃え続けたと記憶していますが、最大避難者32万人という未曾有の阪神淡路大震災から丸20年となり、各地で追悼行事が行われ今年も参加をしてまいりました。
「思い出すとつらい。心の痛みが消えたわけではないけれど、伝えることで私たちは次の災害に備えていかなくてはならない。」とのご遺族の言葉を私たちはしっかりと受け止め、次の世代へとつないでいかなければなりません。
あらためて、最愛の肉親を亡くされたご遺族の皆様へ心からの哀悼を申し上げ、ご冥福をお祈りいたします。

一方、世界大交流時代といわれる現在においても、「イスラム国」による日本人拉致事件をはじめとする、それぞれの利害の対立から引き起こされるテロや拉致が後を絶ちません。「格差・不寛容・文明」といったこれらの背景にあるものを、国際社会としての責任は武力解決ではなく、互いの国益を尊重するためにも、外交・人道的立場での平和的解決こそが最も重要と感じています。
とりわけ、今年は終戦から70年、「不戦の誓い」をあらたに、平和の歴史をしっかりと積み重ねるとともに、日本からその発信をしていかなければなりません。私は、今年成人を迎えた若者にこのことをしっかりとメッセージとして送りました。
その20年前に生まれた若者たちが今年、成人を迎え、神河町においても1月11日、穏やかな天候のもと、ご来賓・恩師・ご家族等に見守られながら、149名(121名の出席)が新成人への一歩を踏み出しました。
新成人代表の「神河町の更なる発展に貢献することのできる成人になる」との力強い決意が述べられ、あらためて心からのお祝いを申しあげ、是非、神河町を生活の拠点として活躍していただきたいと願っております。

さて、平成27年(2015年)の私の始まりは、今年も桜華園の元旦登山で始まりました。今年は、これまでのご来光のなかでも最高の初日に出会うことが出来ました。
25日には、好天に恵まれ、第40回神河マラソン大会が子どもから大人まで、600名の参加を得て盛大に開催されました。恒例となりました、男子は(神河中学校出身の赤澤・原田の両選手もメンバーに)西脇工業高校、女子は須磨学園高校の招待選手たちとともにすがすがしい汗を流しながら健脚を競いました。ボランティアの皆様による温かい牡丹汁サービスもいただきました。
大会を支えていただいております学校・地元地区・体育協会をはじめとした関係者の皆様に厚くお礼申しあげます。
さて、2月11日は「カーミンの誕生日」そして、人権をたしかめる日です。皆様のご協力により、本人通知制度の登録も378名と登録率は3%を超えました。この積み重ねが不正取得防止から差別の抑止力を更に高めることとなります。恒例の人権啓発講演会は、ジャーナリスト 辺 真一(ピョン ジンイル)氏をお迎えし、「心の国際化をめざして」と題してご講演いただきます。22日にはNHKの「ドクターG」やケアネットにもご出演されています、大阪医科大学附属病院総合診療科科長の鈴木富雄先生にお越しいただき、「地域包括ケアシステムと総合診療医」と題してご講演いただきます。
その他、扁妙の滝ウォーキング、雪だるまフェスタ、文芸祭表彰式などの行事が開催されます。
3月21日には、桂米朝一門会による第4回かみかわ寄席。中央公民館、神崎公民館他で前売券を発売しておりますので、是非お早目にお求めください。
また、10周年記念事業の一つとして申請をしておりました、『NHKラジオ体操』が6月14日(日曜日)の開催で正式決定されました。追ってご案内をさせていただきます。
皆様にご心配をおかけしています「公立神崎総合病院改築問題」についてですが、詳細は追ってお知らせいたしますが、『あらためて、病院は地域になくてはならないものである』という認識の下で、(1)移転新築は断念。(2)北館にどのような機能を持たせるかを検討し改築を行う。ことといたしました。人口減少と町財政負担、将来の病院運営をしっかりと見据えた対応が必要であると考えております。
昨年12月27日には、「まち・ひと・しごと創生長期ビジョンと総合戦略」がとりまとめられ、27年度地方財政対策として、地方創生に必要な予算として、既存予算から5,000億円、新規財源確保として5,000億円の計1兆円が計上。それを受け、神河町においても、地域消費喚起・生活支援型、および地方創生発行型予算として5,000万円程度の交付が予定をされていると伺っております

(地方創生)大臣コメントにもあるように、地方が自ら考え、責任をもって戦略を推進する観点から、今後、地方公共団体において、国の長期ビジョンと総合戦略を勘案して、地域の特性を踏まえた「地方人口ビジョン」と「地方版総合戦略」の策定が求められているところであり、税・財源確保とセットで検討を進めなければなりません。これまでにも申し上げているとおり、町のグランドデザインづくりと並行して取組みを進めてまいります。
引き続き、国・県との良好な関係のもとで、神河町で住み続けるための条件整備を強化してまいります。
結びになりますが、2月1日を基準日に農林業センサス、確定申告は2月16日から3月16日まで、3月8日は日曜日も受付を行います。
何といいましても2月は1年で一番寒さが厳しい時です。インフルエンザ、風邪予防に、手洗い、うがいの励行をしていただきながらお過ごしいただきますようお願い申し上げ、2月のご挨拶とさせていただきます。
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