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    【第2ステージ 第4回目】神河町議会のあり方ゼミナール

    • ページID:3616
    • [更新日:]

    令和7年8月9日土曜日に「神河町議会のあり方ゼミナール」第2ステージの最後となる第4回目を開催しました。

    開催状況は下のとおりです。

    第2ステージ第4回目の報告

    第4回目ゼミナールの概要

    • 日時:令和7年8月9日(土曜日)午前9時30分から12時00分まで
    • 会場:役場本庁3階 第3会議室
    • 参加者:ゼミナール生10名、議会議員11名 計21名
    • 講師:合同会社 人・まち・住まい研究所 浅見雅之氏
    • 内容:町長との意見交換会

    第4回目ゼミナールの内容

     8月9日土曜日に神河町役場第3会議室で議会のあり方ゼミナール第2ステージの最後となる第4回目を開催し、ゼミナール生10名と議会議員11名が参加しました。

     今回のあり方ゼミナールは「町長との意見交換会」ということで、第2ステージでゼミナール生と議会議員が一緒になって考えてきた選挙公約とマニュフェストについて町長と意見交換を実施しました。

     各班の選挙公約・マニュフェストと質問内容、山名町長の回答は下の表のとおりです。 

    1班の選挙公約「スマイル倍増計画」
    発表者マニフェスト
    ・成田新吾
    ・宮本善郎
    ・人パワーの活用
    ・子ども×高齢者のコラボ
    ・(学校)コミュニティスクール
    ・多世代交流の場
    ・全世代グラウンドゴルフ大会
    ・地域を活発に!
    ・お見合い計画
    ・子育てしやすさをアピール
    ・おせっかいおばさん
    ・お米の配給がつづけられるように
    質問内容町長回答
    ①町長は18歳以下の人たちとどのくらい話しますか。
    若い世代の意見を聞くチャンネルを持っているかどうか教えてください。
    SNSで情報発信していますが、意見をやりとりできるチャンネルは持っていません。
    これまで、対面でのお話やアンケート調査で若い世代の声を聞いてきました。
    これからは、デジタル上で意見交換できる仕組みを取り入れていきたいです。
    ②町の観光の状況を教えてください。
    スキー場などは若い人の利用が多いです。
    観光=若い人のイメージがあります。
    うまくいっているところとそうでないところを知ったうえで、18歳以下・子ども向けの観光を考えているか教えてください。
    近年の観光施設等入込数は70万人台を推移しています。
    町内にはファミリー層向けの自然アクティビティ施設(指定管理施設)が多くあります。
    例えば、ヨーデルの森ではアスレチック、峰山高原リゾートではバギー体験、新田ふるさと村では芝滑りなど、子ども向けの体験型コンテンツがあります。
    地元の方もちょっとした旅気分を味わうことができます。
    ③ごみ処理施設で、神河町と市川町以外からごみを持ってきている人がいるような気がします。
    運営に問題はないのでしょうか。
    ごみ処理施設へは神河町と市川町で出たごみのみ持ち込みが可能です。
    ルール違反を見かけましたら、教えていただけると助かります。
    ④全世代参加のグラウンドゴルフ大会をやってみませんか。世代を超えた交流の機会を増やしていきたいと考えています。
    スポーツや遊びを通じた世代間の交流は、地域のつながり強化や新しい地域づくりの一歩となります。
    笑顔で集まる場があることで豊かなコミュニティが形成されます。
    ⑤昨年、小中学生1人につき30キロのお米の給付がありました。
    子ども2人で60キロもらうことができ、大変助かりました。
    よその地域の方から羨ましがられました。
    米の給付は、移住者誘致にも影響があると思います。
    今後も継続して実施してもらえませんか。
    米の給付は、令和8年度まで継続する計画です。
    町内で採れたお米を食べていただくことで、子育て世帯の応援と町内農家の支援につなげていきたいです。
    ⑥子ども条例を制定してみませんか。
    町には「子ども・子育て支援事業計画」がありますが、実際に計画どおりに取り組まれているか分かりません。
    子ども議会を開くなどし、子どもの声をもっと反映させた子ども条例を策定してみませんか。
    子どもの意見を聞く機会をつくり政策に反映させることで、よりよいまちづくりに取り組んでいきたいと考えています。
    計画に掲げた目標と成果を検証し、よりよい支援につなげていけるよう取り組みます。
    2班の選挙公約「私たちは自然の中で生きていく~ネーチャーオープンキャンパス~」
    発表者マニフェスト
    ・上垣哲史さん
    ・山口由紀子さん
    ・松本優介さん
    ・あばあちゃんの知恵袋を学べる場をつくる
    ・ボランティアを集め、山を整えながら材木を有効活用する
    質問内容町長回答
    ①山を整える具体的な対策はありますか。
    神河町は山が多く、森林を整備することが重要です。
    町長は2050神河将来ビジョンで山を整備するとおっしゃいますが、具体的な対策を教えてください。
    町内森林の76%は人工林であり、保水力のある健全な山を維持するためには、継続的な間伐等の手入れが必要です。
    町では、次世代にも豊かな森林が継承されるように計画的に間伐作業等を進めています。
    ②木のプロがいる森林組合やかんざきピノキオ館をもっと活かせませんか。
    森林組合が伐採した木をピノキオ館でもっと活用できればいいと思います。
    町内で伐採された木材は一度宍粟市にある木材市場に出荷されます。
    そこで町内の製材所等が木材を買い、持ち帰って加工されます。
    ピノキオ館でも一部利用されています。
    神崎小学校や図書コミュニティ公園「桜空」建設時は、町内産材を積極的に使用しました。
    ③山が好きな人を募集し、その方たちに楽しみながら山の整備を手伝ってもらえないでしょうか。
    これにより、移住者増も見込めるのでないかと思います。
    企業版ふるさと納税をいただいた企業と町内の特定のエリアで山の保全管理を行っていく計画が進んでいます。
    この取組が山の再生モデルケースになることを期待し、町も協力しています。
    近年では、山に興味を持つ方が増えてきています。
    そういった方を育てながら、山に関わる人材を増やしていきたいと考えています。
    3班の選挙公約「高齢者が(1人でも)安心できる町」
    発表者マニフェスト
    ・藤原正好さん
    ・大仲洋子さん
    ・竹國健二さん
    ・村岡廣隆さん
    ・笹倉武志さん
    ・既存の町営住宅などのリソースを活用して高齢者の住まいを確保する
    ・移動販売車の運行を増やす
    ・ドアtoドアのバス運行をする
    質問内容町長回答
    ①町長は高齢者のニーズを把握されていますか。
    不便でも自分の家で暮らしたいと思う高齢者や、反対に病院やスーパーがある便利なところに移り住みたいと思う高齢者がいます。
    それぞれの高齢者のニーズを把握されていますか。
    質問いただいた内容でのアンケート調査等は実施していません。
    自宅で暮らし続けたいという希望はよく聞きます。
    公的制度の活用等により、一人一人に合った支援を行います。
    地域自治協議会でも地域の困りごとを解決する取組を進めています。
    ②生まれ育った家で暮らしたいと思う高齢者への対策はされていますか。
    ・きめ細やかな移動の形であるドアtoドアのバス運行はできませんか。
    ・移動販売車を増やせませんか。
    ドアtoドアのサービスが理想ですが、道路、車両の問題で実現は難しいです。
    川上線で行っているデマンド交通を他路線へ拡大していけるよう検討しています。
    移動販売は民間事業者が行っています。
    町民の声を聞きながらよりよい形で行えるよう民間事業者への支援等も考えていきます。
    ③便利なところへ移り住みたいと思う高齢者への対策はされていますか。
    ・町営住宅の入居要件の若者世帯をなくし、若者と高齢者が一緒に住むことはできませんか。
    ・年金生活者のために、町営住宅の入居費用の減免はできませんか。
    町営住宅は国の補助制度を利用して整備しているため、入居対象が限定されることが多いです。
    国の制度上仕方ないものとご理解をお願いします。
    年金の支給額は人によって大きく異なるため、年金生活者という理由での一律の減免は設けていません。
    個別の状況に応じた相談も行っておりますので、お気軽にご相談ください。

     表内の質問以外にも、町の情報発信のためにSNSに力を入れ、特にインフルエンサー(自身の発信力を活かして情報を広める職業)を活用した情報発信をしてはどうか、女性の意見を聞く場を設けてほしいなど町政に関する提案・質疑がゼミナール生からあり、それに対して町三役が答えて意見交換を終了しました。

     最後に、前田副町長から「本日の意見交換会は大変有意義な時間でした。こういう会話が日常的にできればよいなと思いました。」と閉会の挨拶があり、町長との意見交換会を閉会しました。

     閉会後、神河町議会議会のあり方ゼミナールの閉会式を行いました。

     澤田議長からは、「本日の町長との意見交換会ではいい意見交換ができたと思います。このゼミナールを通してゼミナール生から出てきた意見により、それぞれの議員が自身の活動を振り返るきっかけになり、議会としても今後議会全体でどのような取組をしなければならないのかを見出すことができました。この取組を通じて、私たち議員が勉強させていただきました。」と挨拶がありました。

     次に、ファシリテーターの浅見雅之氏から、「このゼミナールを通して、議員さんは意外と普通の方であり、神河町議会議員さんは議員さんとして頑張られていることを知ることができました。よいまちをつくるためには、多様な意見が出てくるようにみんなが自由に意見を言える会議を定期的につくることが大事です。まさに、議会、行政、町民の関係がそうでないと健全な行政運営はできないと思います。いろいろな方が行政に関われるようにしていただき、いいまちづくりができるように願います。」と挨拶がありました。

     最後に、ゼミナール生が本日の感想やこれまでゼミナールを受けた感想等を一言書いて閉会となりました。

     ゼミナール生の感想は下の表のとおりです。

    ゼミナール生の感想
    内容
    参加させてもらい楽しかったです。
    今後、自分の住んでいる区や町のためになる自分の勉強になりました。
    楽しかったです。
    町議には出れませんが、いろいろ教えていただいたことと、次期町議に伝えていき、住民が暮らしやすい神河町になるよう助言をしていきたいです。
    議員さんの仕事、町長さんの仕事の大変さが分かり、神河町が成り立っていることが分かりました。
    平和な神河町でよかったです。
    ありがとうございました。
    とても楽しかった。
    第3ステージがあればぜひとも参加させていただきたい。参加して心がよかったと思っている!!
    ゼミナールに参加して議会の抱える問題、議員さんの活動が目に見えてよかった。
    町長に質問できたのもよい経験になりました。
    本ゼミナールに参加し、多様性の大切さを学ばさせていただきました。
    感謝です。
    今回のゼミは今の議員の意識を改善する方向性にならなかった。
    現状維持するだけになった。
    勉強になりました。
    この勉強はこれからも続けます!

     これで令和6年10月から始まりました全10回の議会のあり方ゼミナールは終了となりました。このゼミナールに参加いただきましてありがとうございました。

     議会では、ゼミナール生からいただいたご意見・ご提案を参考に、これからも議員のなり手不足解消と町民の議会への関心を高め、議会の活性化を図ることができるよう取り組んでいきます。

     議会に対してのご意見・ご提案や議会との意見交換会(別ウインドウで開く)の開催申込も随時受け付けていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。


    お問い合わせ

    神河町役場議会事務局

    所在地: 〒679-3116 兵庫県神崎郡神河町寺前64番地(神河町役場本庁舎3階)

    電話番号: 0790-34-0213 ファックス番号: 0790-34-0034

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