「人権尊重のまち」宣言
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神河町を「人権尊重のまち」とすることを宣言します。
「人権尊重のまち」宣言について
わたしたちは、日本国憲法および世界人権宣言のもとに、すべての人々の人権を守り、明るく住みよい共に生きる社会をつくることをめざし、ここに神河町を「人権尊重のまち」とすることを宣言します。町民の皆様一人ひとりが次のことを実践していきましょう。
「人権尊重のまち」宣言
豊かな自然の中で、誰もが生き生きと暮らせるまち神河町。一人ひとりが大切にされ、地域ぐるみで見守り支えあい、ハートがふれあうまち神河町。私たち神河町民は、すべての人権をたいせつにしていこうという熱い願いを先人から受け継いできています。しかし、今なお、現実の社会生活においては、同和問題をはじめ、さまざまな人権課題(女性、子ども、高齢者、障がいのある人、外国人、インターネットの悪用、その他新しい課題)が存在しています。
これらの課題を解決するために、まずそれぞれの課題について正しく理解するとともに、私たち町民一人ひとりが自らの人権意識を高め、お互いを認め、尊重しあえる豊かな人間関係を築いていかなければなりません。私たちは、日本国憲法および世界人権宣言のもとに、すべての人々の人権を守り明るく住みよい共生社会の実現をめざし、ここに神河町を「人権尊重のまち」とすること宣言し、次のことを実践していきます。
- 自分の命、そしてすべての人の命を大切にします。
- ふるさとや家族を愛し、相手のことを考えて行動します。
- 部落差別をはじめ、あらゆる人権にかかわる差別の解消に向け不断の努力をします。
平成20年3月 神河町
自分の命、そしてすべての人の命を大切にします。
地球上にあるものすべては、かけがえのない「いのち」を持っています。自分の「いのち」を自覚することが、生命を愛することにつながります。
そして、自分の命も他人の命も大切にすることでこそ、お互いに支え合って生きていくことができるのです。
ふるさとや家族を愛し、相手のことを考えて行動します。
ふるさとの自然や文化を愛し家族を大切にするとともに、相手の立場に立って理解し、人を思うやることが、人を大切にすることにつながります。
部落差別をはじめ、あらゆる人権にかかわる差別の解消に向け不断の努力をします。
日本の歴史の中でつくられた身分制度によって形成された部落差別をはじめ、さまざまな人権課題(女性、子ども、高齢者、障がいのある人、外国人、インターネットの悪用、その他新たな課題)を正しく理解し、わたしたち一人ひとりが他人事と思わず自分の問題として受けとめ、解決していくことが必要です。
同じ日本に住みながら一部の人々は、偏見や差別により長い間苦しい生活を強いられてきました。そして「すべての人は平等」という考えが常識となっているこの社会の中で、今なお、差別が残っています。このことは、誰もがもっている「幸せに生きる」権利が侵されていることであり、許されることではありません。
日常生活を「人権」の視点から見つめなおすことが、こころ豊かな人権文化に満ちた差別のない社会が実現する第一歩になるのです。
さまざまな人権問題
部落差別 | 部落差別は、日本社会の歴史の中で政策的に作られた身分差別であり、今なお結婚を妨げられたり、就職で不公平に扱われたりするなど、差別事象があとを絶っていません。一人ひとりが部落差別についていっそう理解を深め、自らの意識を見つめなおし、自ら啓発していくことが必要です。 |
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女性の人権 | 「男は仕事、女は家庭」というように、男女の役割を固定的にとらえる意識などから生まれる種々の男女差別は、家庭や職場で今も根強く残っています。また、女性に対する暴力の解消も重要な課題です。少子化や高年齢化が進む社会の中で、女性と男性が対等の立場で協力し、責任を分かち合うことが大切です。 |
子どもの人権 | 陰湿で執拗な「いじめ」、教師による体罰、親による虐待、児童買春や児童ポルノの氾濫など、子どもの人権をめぐる問題は深刻な状況です。子どもも一人の人間として尊重されなければならないことを、大人自身が自覚しなければなりません。 |
高齢者を大切にする心 | 平均寿命の伸びや少子化などを背景に高齢化が急速に進んでいます。平成27年には4人に1人が高齢者になるといわれています。高齢者が自立した一個人として生きがいのもてる生活ができるように接していくことが大切です。 |
障がいのある人の参加と平等 | 車いすでの乗車やアパートへの入居を拒否されるなど、障がいのある人に対する理解や配慮はいまだ十分ではありません。「ノーマライゼーション(等しく生きる社会の実現)」は我が国の基本理念の一つです。障がいのある人、ない人が同じように生活し活動できる社会にしていくことが大切です。 |
外国人の人権 | 国際化時代を迎え、日本で生活する外国人は急増していますが、言語、宗教、生活習慣などの違いから、アパートへの入居拒否、公衆浴場での入浴拒否などさまざまな人権問題が起きています。国際化が進む中で、外国人の持つ文化や多様性を受け入れ、尊重することが、国際社会の一員として望まれます。 |
インターネットの悪用 | インターネットの普及により、個人の名誉を侵害したり、差別を助長する表現の掲載など、匿名性、情報発信の容易さを悪用した、人権にかかわるさまざまな問題が起きています。インターネットは、人権に関する正しい理解を深め利用することが必要です。 |
新たな課題 | ・アイヌの人々に対する理解 ・HIV感染者やハンセン病患者に対する偏見 ・刑を終えて出所した人に対する偏見 ・犯罪被害者とその家族の人権 ・同性愛者などの少数派の性的指向の人に対する偏見 ・ホームレスに対する偏見 ・北朝鮮当局による人権侵害問題に対する認識など |
わたしたちが自分らしく生きることができるのはさまざまな法律に守られているからです。
世界人権宣言 第1条 | すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利について平等である。 |
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日本国憲法 第14条 | すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分または門地により政治的、経済的または社会的関係において、差別されない。 |
お問い合わせ
神河町役場教育課
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