【神崎病院通信】認知機能を保つためのポイント ~こころとからだを健やかに~
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「いつまでも元気ですっきりとした気持ちで過ごしたい・・・」それは、多くの方の願いでしょう。そこで今回は、認知機能を保つためのポイントをご紹介します。
認知機能低下の一因
脳内にはアミロイドβ(ベータ)という物質があり、健康な脳にも存在するたんぱく質の一種です。イメージとしては、脳の中のゴミのようなものです。このアミロイドβは、アルツハイマー型認知症の方の脳内では異常に蓄積し、「老人斑」を形成して神経細胞を死滅させてしまいます。その結果、認知機能障害を引き起こすと考えられています。

生活習慣病と認知症の関連
「高血圧症、脂質異常症、糖尿病、肥満等」と「認知症」との関連性は非常に高いといわれています。認知症予防の観点からも、生活習慣病やその予備軍と診断を受けた方は、生活習慣病の改善のために専門医の治療を受けられることをお勧めします。今回は、特に糖尿病との関連についてお伝えします。
糖尿病と認知症のつながり
糖尿病により脳梗塞や動脈硬化など、脳血管性の認知症のリスクにつながるといわれています
血液中のインスリン(血糖を下げるホルモン)が高まることによって以下のことが生じます
・アミロイドβが作られやすくなります
・アミロイドβが体から排出されにくくなります
アルツハイマー型認知症患者の海馬(記憶の形成と整理を司る脳の重要な部位)では、インスリンを分解する酵素が低下し、アミロイドβを分解することが難しくなることが分かっています。
取り入れたい生活習慣のポイント
歯を大切に残しましょう。そして、よく噛んで食べましょう。
よく噛むことは運動や認知機能の向上につながるといわれています。また、やる気が出たり、記憶力や免疫力がアップしたりと、さまざまな効果があります。歯があると睡眠時の呼吸も安定し、良い睡眠にもつながるそうです。

30分程度の昼寝をしましょう
日中に短時間の睡眠をとると、脳の働きがよくなります。しかし、1時間以上の長い昼寝は認知症のリスクを高めるので注意しましょう。

足を組む、猫背など背骨や骨盤を歪めないように注意しましょう
姿勢の崩れは脳にストレスを与えます。腹式呼吸を心がけて良い姿勢を保ちましょう。

ポジティブな発言で心を元気にしましょう
自分の発した言葉で気持ちや認知機能の働きが変化します。

手書きする習慣をつけましょう
丁寧に手で書くことは認知機能を高めます。今日の良かったことなど、ポジティブな出来事を日記につけてみてはどうでしょうか。

身近なことから意識して、こころとからだを健やかに保つ生活習慣をぜひ続けてみてください。
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