【神崎病院通信】ちょっと気になる放射線のお話
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放射線と聞くと怖いイメージですが、私たち診療放射線技師は、この放射線を上手に使って安全に検査を行っています。そんな放射線のことを少しご説明させていただきます。

放射線とは
光は、高エネルギーになると目に見えなくなり、紫外線や放射線となります。放射線には、X線やγ線があり、レントゲン写真やCT検査は、このX線を利用しています。

放射線検査の安全性について
放射線検査が必要な場合は、使用しない検査との比較を行い、必要最小限の放射線量で検査を行っています。医療被ばくを恐れるあまり、検査を行わないと、適正な診断・治療を受けることができないというデメリットが生じる可能性があります。つまり、検査の利益がリスクを上回る場合に行います。
放射線量は、人体それぞれの組織や臓器で一定の限度量が定められており、その量は部位によって異なります。一度に多くの量を被ばくすると人体への影響が起こり始めますが、定められた量を、長い時間ゆっくり被ばくするときには、影響は起こりません。

被ばく線量の比較

・Sv(シーベルト):実効線量のことで、放射線による人体への影響
・mSv(ミリシーベルト):Svの1000分の1の単位です。例えば、1 Sv = 1000 mSv
・Gy(グレイ):吸収線量のことで、放射線のエネルギーを物質が吸収した単位を表しています

放射線検査の種類

レントゲン

Ⅹ線TV
※ご不安なことや疑問などがあるときは、お気軽に医師または放射線技師にお尋ねください。
参考資料:
日本放射線技師会ホームページ
環境省ホームページ
東京メディカルクリニック画像検査センターホームページ
このページに関するお問い合わせ先
総務課
電話: 0790-32-2488ファックス番号: 0790-32-2176