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あしあと

    【ケアステだより】違いを豊かさに ー「繊細さん」を通して考える ー

    • ID:2698
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    違いを豊かさに ー「繊細さん」を通して考えるー

     人が怒られていると自分のことのように感じたり、他人の表情やちょっとした一言をずっと引きずってしまったりする。また、些細な音や光に対してビクビクしてしまうことで疲れやすい。このようなことで生きづらさを感じてしまう方がいるかと思います。
     近年、「ハイリー・センシティブ・パーソン(以下HSP)」、「繊細さん」という言葉を耳にすることが増えています。特徴として「共感性が高い」「刺激を強く受けとってしまう」「些細な刺激を察知する」「深く考えて行動する」などが挙げられています。病気や障がいではなく、生まれ持った気質といわれ、5人に1人の割合でおられるそうです。
     このような気質を持つ方の中には、「なんで自分はこんなちょっとしたことでも気にしてしまうのだろう?」「クヨクヨ考えてしまう自分が嫌い。」「もっと強い人間になりたい。」と自分を責めてしまったり、否定的に捉えてしまうことがあるかもしれません。
     それでも、HSPの方は高感度・高精度なセンサーを持っているため仕事においては失敗を未然に防ぐことができたり、人に共感しやすく聞き上手、気配り上手という評価を受けることもあります。また、生活面においては美術や音楽などに深く感動したりと幸福感を得やすいともいえます。自分の気質を正しく理解することにより、「繊細さん」だからこそ出来ること、輝ける場所があると思います。
     人の気質や性格は様々ですが、お互いの違いを認めて尊重することは自身の視野を広げることになります。また、自分にはない考えや価値観に触れることで心の豊かさが得られるのではないでしょうか。

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