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あしあと

    【ケアステだより】発達障がいとニューロダイバシティ

    • ID:3325
    • [更新日:]

     近年、発達障がいを単に病気や障がいではなく、「脳機能の多様性」としてとらえようという考え方が広まってきました。これは、誰しも得意・不得意があるように、脳機能には多様性があり、発達障がいの有無には関係がありません。このような多様性を、Neuro(脳・神経)とDiversity(多様性)という2つの言葉を組み合わせて「ニューロダイバーシティ」と呼んでいます。
     例えば、耳から聞いた言葉の理解は難しいが、目で見て判断することは得意な人の場合、職場では口頭での指示に加えて、やるべき工程や手順がわかるような表を見える場所に貼っておくことで、仕事上の困難さは減ります。子どもの場合でも、今からすることをイラスト(図.やることリスト)で伝えると、素早く正確に理解できるため安心して取り組むことができます。このように、生活や仕事の困難さは、本人の特性や力だけで決まるのではなく、環境によって大きく左右されます。
     ニューロダイバシティには、発達障がいがある人に対して社会への適応を求めるのではなく、社会の側が多様性を受け入れ、変わっていくべきであるというメッセージが込められています。
     これからの時代は、お互いの多様性を尊重しながら、苦手なところは助けてもらい、得意な分野で自分の能力を最大限に発揮していく。このような社会が当たり前になることを願っています。

    やることリスト

    やることリスト(図)

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