【ケアステだより】休日の朝の楽しみ ―よりよい睡眠のために―
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子どもの頃から「寝る子は育つ」という言葉を何度も耳にしました。寝る=体を休めるということですが、この休むには体は勿論のこと、脳を休めるという意味もあります。近年、一般的に良質な睡眠が重要視されるようになり、良眠できるようにとの飲料やサプリメント、寝具や音楽CDが店頭に並び、「眠育」「睡眠負債」という言葉も聞かれるようになりました。
平日は、つい遅くまでテレビやスマホを見ていても、朝は決まった時間に出社や登校をしなければならないので、必然的に睡眠時間が少なくなります。その分、土日など休みの日は遅くまで寝てしまうと、夜は遅くまで眠れない状態となります。睡眠不足(負債)が積み重なっていくと、休みの日にはゆっくり寝て取り戻したくなりますが、返って睡眠のリズムを崩してしまうことになります。
このような状態が続くと、子どもはイライラしやすくなったり、集中力が低下したり、更に運動能力の低下や肥満などにつながることも指摘されています。
近年スマホやタブレットを持つ子どもが多くなっています。夜間にこれらの強い光を見ると睡眠を妨げます。一方で、朝の太陽の光は体内時計をリセットさせる働きがあります。
よりよい睡眠のためには、休日の過ごし方が大切となります。休日でも、遅くまで寝てしまわないように、朝から太陽の光を浴びる工夫をしたり、起きたくなるような楽しみを見つけてみませんか? 例えば私は「明日の朝はこのスイーツを食べよう」と思って前日に準備しています。一週間頑張った自分へのご褒美に、自分で楽しみをつくるのもいいですね。
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