【職員コラム】職員みんなの想いが届くことを信じて
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本年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」による被害でお亡くなりになられた皆様に謹んでお悔み申し上げます。被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げ、1日も早い復旧・復興を祈るところです。
前回、当院職員が兵庫県から神河町を通じて石川県珠洲市において、被害家屋認定調査業務に従事したことをきっかけに院内で応援寄附金を呼びかけ、同じ公立病院である珠洲市総合病院へ応援寄附金をお届けしました。今回は、その様子をお伝えします。
珠洲市での災害支援業務を終えた直後には、大きな感情の高ぶりから、この想いを私一人で留めることなく、現状を多くの方に知ってもらい、被災地や被災された方々のお役に立つことが、何より最善であるとの安易な発想から、地域医療を死守されている珠洲市総合病院への応援寄附金を、当院の職員に募らせていただきました。
少し冷静さを欠いた唐突な取組には反省しつつも、多種多様な職員から想像をはるかに超える非常に多くの賛同をいただき、まさに「真の心」を頂戴しました。
総額で24万円という寄附金額は、生活費や小遣いなど日常生活に必要な中から頂いた心意気であり、被災地、被災者の被害状況からすると、ほんの僅かものですが、「明日へのエールと願い」がこもっています。
この寄附金を、2月23日(祝)に、現地、珠洲市総合病院において、直接届けてきました。
「みんなの想いを直接届けたい。届けないといけない。」とのわがままを御理解いただき、大変な時期にも丁寧に御対応いただきました御担当者様、誠にありがとうございました。
上下水道の破綻が未だ続き、離職者の増加など苦境にあるとのことですが、どうか元の病院機能が回復しますよう、心から願うばかりです。
さて、約1か月ぶりに訪れた珠洲は、全壊した家屋、道路の陥没や隆起が以前と変わりない光景が多く、復旧、復興は緩やかで、厳しいものがあると実感しました。
私達は、今回の寄附で被災地へ支援は終了ということではなく、まずは、この状況や教えを今後我々の地域で災害発生時した際には生かすとともに、何より復興の目途が立つまでは、たとえ「エールや願い」だけになっても被災地、被災者の心に届くことを信じて、珠洲、珠洲市総合病院を応援し続けたいと思います。
「がんばれ珠洲、がんばれ珠洲市総合病院!! 同じく過疎地に働く公立病院の仲間として、声の限りに。。。」
総務課 黒田一史
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