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あしあと

    眼科

    • ID:2684
    • [更新日:]

    当科の概要

     外来診察では、眼科一般、主に白内障、緑内障、糖尿病網膜症、加齢性黄斑変性症などの進行予防と管理、手術では主に翼状片、眼瞼下垂の外来手術を行っています。重症化した場合の手術や治療(硝子体注射を含む)は、治療に適した病院を紹介します。手術や治療の後、再度当院にて経過観察や管理をさせていただきます。

     令和5年度から、従来のOCT(光干渉断層検査)に加えて、OCTA(光干渉断層血管撮影)を導入し、網膜・視神経疾患の診断、管理にも力を入れています。なお、火曜から木曜の午後は、学童診・予約診と検査(視野検査、レーザー治療など)を行っています。

    眼科診察の写真

    医師紹介

    眼科診療部長:岡村 俊幸(おかむら としゆき)

    岡村医師写真

    専門分野

    白内障、緑内障

    所属学会・資格等

    日本眼科学会、日本眼科医会

     患者さんが納得のいく診察を受けていただくために、正確で迅速な検査とわかりやすい説明を心がけています。
     白内障はシワと同じ老化現象で、目の水晶体が白く濁り、かすんで見えたりまぶしく感じます。翼状片とは白目の表面を覆っている結膜が黒目に進入し視力が低下する病気です。治療は基本的には手術ですが、いま自分がどのくらい見えているかを知ることが第一だと考えています。
     単に手術を勧めるだけではなく、自分の状態をよく知っていただく意味で、丁寧にわかりやすく説明するよう心がけています。白内障については進行を遅らせる薬はありますが、治す薬はまだありません。また、見えていても注意すべきことが多くあります。禁煙や、紫外線を避けるために屋外では帽子を被る、紫外線カットのサングラスをかけるなど、予防やケアの必要性についてもお伝えしています。

    白内障と緑内障の違いについて

     「白内障」と「緑内障」はよく似た名前ですが、まったく異なる病気です。「白内障」は手術によって治る可能性がありますが、「緑内障」は、残念ながら手術をしても視野をもとに戻すことはできません。

    白内障

     人の目をカメラにたとえると、カメラのレンズにあたるものが「水晶体」です。正常な水晶体は透明で、やわらかく光をよく通します。しかし、さまざまな原因(一番多いのは加齢によるもの)で水晶体が濁ってくることがあります。水晶体が濁ってくると光がうまく通過できなくなり、まぶしく感じたり、網膜にきれいな像が結べなくなり、視力が低下します。これが「白内障」です。
     治療法には、軽度なものでは点眼薬で進行を遅らせる方法があります。ただし、見えるようになる治療ではありません。生活に支障が出る場合には、濁った水晶体を砕いて取り出し、残った袋の中に人工の眼内レンズを入れるという手術を行います。

    緑内障

     まぶたの上から目を触ると、眼球は空気のつまったボールのように張り(硬さ)があります。これは眼球の中の圧力(眼圧)があるためで、これによって眼球の形が保たれカメラのフィルムにあたる「網膜」に映像がきれいに結ばれ、ものを見ることができるのです。
     ところが、眼圧が高くなり過ぎると、眼球の後ろにある視神経(眼球で得られる情報を脳に伝える役割を持つ、とても繊細な神経)が、圧力に耐えられず、押しつぶされて傷ついてしまいます。傷ついた視神経はもとに戻りません。その結果、視神経の数が減ってしまい、視野(見える範囲)がだんだん欠けて、最終的には失明することもあります。これが「緑内障」です。
     緑内障は手術をしても眼圧を下げるだけで視野はもとに戻らないので、早期に発見し、眼圧を下げる点眼薬を使用して進行を抑えることが重要です。

    このページに関するお問い合わせ先

    医事企画課

    電話: 0790-32-1331ファックス番号: 0790-32-2528

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