令和2年度 公立神崎総合病院 病院指標(DPC指標)
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年齢階級別退院患者数
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 0 | 15 | 16 | 27 | 34 | 59 | 172 | 289 | 405 | 275 |
当院は中山間地域に位置しており、高齢化が顕著に進んでいます。その影響が患者層に反映され70歳代以上の方が大多数を占めています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050130xx9900xx | 心不全 手術なし 処置1なし 処置2なし | 89 | 30.3 | 17.2 | 0 | 88.2 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 44 | 18.5 | 13.0 | 0 | 84.0 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 処置2なし | 25 | 30.4 | 20.0 | 0 | 89.6 | |
100380xxxxxxxx | 体液量減少症 | 21 | 41.2 | 10.5 | 0 | 85.1 | |
180030xxxxxx0x | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 処置2なし 定義副傷病なし A-DROP スコア2 | 16 | 24.1 | 10.7 | 0 | 63.0 |
内科においては、心不全、肺炎、誤嚥性肺炎(※1)の方がたくさん入院されています。肺炎に関しては入院料が細分化されており表内以外にも肺炎で入院された方がいらっしゃいます。平均年齢もすべて80歳以上となっており、高齢者の方々が罹患しやすい疾患が上位を占めています。少子高齢化が深刻な当院の周辺状況と連動してたくさんの方が罹患されています。
※1:誤嚥性肺炎=物(食物や水分など)を飲み込むことを『嚥下機能』、口から食道へ入るべき物が気管に入ってしまうことを『誤嚥』といいます。種々の原因により嚥下機能が低下し、異物(食物、唾液、胃液)とともに細菌を気道に誤って吸引することによって生じる疾患です。ー(ハイフン)は症例が10件未満であることを示しています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
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060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 32 | 3.2 | 2.6 | 0 | 63.6 | |
060340xx03x00x | 胆管(肝内外)結石,胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 処置2なし 定義副傷病なし | 19 | 12.2 | 9.5 | 0 | 79.6 | |
060102xx99xxxx | 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし | 17 | 6.4 | 7.7 | 0 | 66.2 | |
060390xxxxx0xx | 細菌性腸炎 処置2なし | 16 | 6.6 | 7.4 | 0 | 52.5 | |
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 14 | 10.5 | 4.8 | 0 | 65.0 |
外科においては大腸ポリープなどを内視鏡的に切除する目的で入院される方がたくさんいらっしゃいます。他には腸炎などの消化器疾患で入院される方が多くいらっしゃいます。表内には掲載されていませんが、悪性腫瘍や急性虫垂炎、腹膜炎など緊急性や侵襲の高い手術を必要とする疾患で入院される方もいらっしゃいます。ー(ハイフン)は症例が10件未満であることを示しています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数(自院) | 平均在院日数(全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
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160800xx01xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩,股等 | 62 | 60.1 | 25.0 | 0 | 86.3 | |
160690xx99xxxx | 胸椎,腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む) 手術なし | 54 | 38.4 | 18.8 | 0 | 83.7 | |
160760xx97xx0x | 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病なし | 19 | 17.6 | 5.1 | 0 | 69.1 | |
080010xxxx0xxx | 膿皮症 処置1なし | 15 | 24.2 | 12.8 | 0 | 57.6 | |
160850xx01xxxx | 足関節・足部の骨折・脱臼 骨折観血的手術 鎖骨,膝蓋骨,手(舟状骨を除く),足,指(手,足)その他等 | 11 | 47.9 | 18.7 | 0 | 70.0 |
整形外科では、胸椎または腰椎の圧迫骨折のために入院される方と大腿骨の骨折のために入院される方が突出して多くいらっしゃいます。どちらの疾患も平均年齢が80歳以上となっており高齢の方が多く入院されています。大腿骨の骨折については、手術を受けられる方が多い傾向にあります。そのため、後述の手術件数と連動してたくさんの方が対象となっております。ー(ハイフン)は症例が10件未満であることを示しています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
初発 Stage I | 初発 Stage II | 初発 Stage III | 初発 Stage IV | 初発 不明 | 再発 | 病期分類基準(※) | 版数 | |
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胃癌 | - | - | - | - | - | - | - | - |
大腸癌 | - | - | - | - | - | - | - | - |
乳癌 | - | - | - | - | - | - | - | - |
肺癌 | - | - | - | - | - | - | - | - |
肝癌 | - | - | - | - | - | - | - | - |
※1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
対象の方が各項目ともに10人未満のため掲載しておりません。表内には掲載しておりませんが、当院でも悪性腫瘍に対する手術や化学療法などの治療を行っております。ー(ハイフン)は症例が10件未満であることを示しています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等
患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | - | - | - |
中等症 | 38 | 23.5 | 85.0 |
重症 | 11 | 21.3 | 86.2 |
超重症 | 10 | 30.1 | 90.8 |
不明 | - | - | - |
肺炎の重症度はA-DROPスコア(※2)を用いて軽症~超重症の4段階で表記しています。また、集計の対象となるのは誤嚥性肺炎や小児の肺炎を除く市中肺炎(普段の社会生活の中で発症した肺炎)の成人の方です。軽症以外のケースはいずれも平均年齢が80歳以上となっており高齢な方ほど重症化しやすい傾向となっています。
※2:A-DROPスコア=年齢や性別、呼吸状態などを元に肺炎の重症度を示す指標です。ー(ハイフン)は症例が10件未満であることを示しています。
脳梗塞の患者数等
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 15 | 39.2 | 84.0 | 0 |
その他 | - | - | - | - |
上記の結果は3日以内に発生した急性期の脳梗塞に罹患された方です。それ以外の方は10人未満のため記載しておりません。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
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K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | 32 | 0.03 | 2.25 | 0 | 63.6 | |
K6335 | 鼠径ヘルニア手術 | 14 | 1.07 | 8.50 | 0 | 65.0 | |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 13 | 1.53 | 9.23 | 0 | 77.7 | |
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 13 | 3.76 | 9.23 | 0 | 64.6 |
内視鏡的に実施する手術が多くを占めています。表内にはありませんが開腹による手術や悪性腫瘍に対する手術なども実施しています。表内にはありませんが腹腔鏡による手術や開腹手術も行っています。ー(ハイフン)は症例が10件未満であることを示しています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
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K0461 | 骨折観血的手術(大腿) | 52 | 2.19 | 60.3 | 0 | 87.1 | |
K0732 | 関節内骨折観血的手術(手) | 17 | 3.05 | 22.29 | 0 | 74.1 | |
K028 | 腱鞘切開術(関節鏡下によるものを含む)(指) | 12 | 0.66 | 4.16 | 0 | 67.6 | |
K0811 | 人工骨頭挿入術(股) | 11 | 4.54 | 43.0 | 0 | 81.7 |
入院患者数とも連動しますが、大腿骨の骨折に対する手術件数が突出して多くなっています。また、ばね指や表内には表示されていませんが各種骨折の手術も行っています。ー(ハイフン)は症例が10件未満であることを示しています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
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130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 異なる | - | - |
180010 | 敗血症 | 同一 | - | - |
180010 | 敗血症 | 異なる | - | - |
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
180035 | その他の真菌感染症 | 異なる | - | - |
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 13 | 0.01% |
180040 | 手術・処置等の合併症 | 異なる | - | - |
表内の「手術・処置等の合併症」には、人工透析を導入されている方のシャント(※)が詰まったり不具合が生じた際に入院される方が含まれています。非常勤の血管外科医師がシャントを拡張させたりすることで詰まりや不具合を解消させて人工透析を問題なく行えるよう処置しています。※:シャントとは自分の血管または人工血管を用いて静脈を動脈に縫い合わせてつなぐことにより、動脈血を直接静脈に流すことをいいます。ー(ハイフン)は症例が10件未満であることを示しています。
更新履歴
2021年9月29日 新規掲載
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