ごあいさつ
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開設者のごあいさつ
公立神崎総合病院 開設者 神河町長 山名宗悟
当院は、兵庫県のほぼ中央部、姫路市の北25km、国道312号線沿いに位置しています。
昭和21年10月に県立粟賀診療所として開設されて以来、約75年の間、その時々の社会情勢や地域のニーズを汲み取りながら、診療体制の充実や増床など、徐々に規模を拡大しながら地域医療を守ってきました。まず、この間の関係者のたゆまぬ努力に、最大限の敬意と感謝の意を表します。
当院が位置する神河町及び近隣市町は、戦後の急激な人口増加後は、一定の人口規模を保っていましたが、2000年代に入り、少子高齢化の波が一気に押し寄せ、地域社会が大きく変わろうとしており、人口減少問題や高齢者福祉問題等の重大な課題に直面しています。特に高齢者医療については、急性期から慢性期・維持期の入院機能に加えて、在宅医療の充実が求められており、公立神崎総合病院の役割も大きく変わってきています。
この当院を取り巻く外部環境の変革期にあっても、時代のニーズに対応するため、唯一耐震基準を満たしていなかった北館は、令和2年3月に改築工事を終え、これに先駆け電子カルテシステムも平成29年度から運用を開始し、地域医療を担っていく準備はほぼ全て完了いたしました。
今後は、医療ニーズと介護ニーズを併せ持つ高齢者を地域で確実に支えていくために、急性期の適切な入院医療から回復期、維持期、そして在宅における医療及び介護への移行を、円滑に進める必要があります。そのため急性期中心の医療から、地域に即した入院機能や在宅診療の普及という多様な住民ニーズに対応し、地域包括ケアシステム構築に向けた医療、保健、福祉の広域的な連携が早急に整備すべき重要な課題となっています。
当院は、これらの課題を常時念頭に置き、地域医療の充実に加えて地域の活性化の拠点としその責務を果たし、郡内唯一の公立病院であることを再認識しながら、地域社会の維持・発展に寄与するため、先人の努力を無駄にすることのないよう、今後も誠心誠意改革に取り組んでまいります。
院長ごあいさつ
公立神崎総合病院 院長 大澤正人
当院は、兵庫県のほぼ中心に位置するハート型をした神崎郡神河町、そのまたほぼ中心に位置しています。私たちの病院は、姫路市と但馬地方に挟まれた地域では唯一の公的病院として、前身である粟賀診療所創設からおよそ四半世紀に渡り、神河町を中心とした周辺地域住民の皆さんの健康を支える役割を果たしてきました。病院の基本理念として『和の心を大切に、地域と一体となって住民の健康と生活を第一に考え、頼られる病院を目指します』を掲げ、和の志をもって当地域の方々に親身な医療を提供できるよう努めています。
神河町は砥峰高原やヨーデルの森、グリーンエコー笠形など遠くからもご家族で来ていただけるさまざまな施設やイベントを展開しています。また時期によっては里帰りなどのため、当院の近隣に滞在される方もあろうかと思います。当地来訪の際に体調不良や怪我などでお困りのようでしたら、当院をご利用いただけると幸いです。
2020年に始まった新型コロナウイルス感染症の流行もようやく5類感染症扱いになるとともに、希望も込めて収束しつつある状況です。今後も当院は、地域住民の皆さんの健康や福祉を守ると共に、診療や在宅を含む介護など様々な要望に応えられる病院であり続けられるよう、職員一丸となって取り組んでいく所存です。今後ともご指導ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
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