放射線技術科
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当科の概要
放射線技術科は、全診療科から依頼される放射線検査・MRI検査のすべてを担っています。診療放射線技師5名、臨床検査技師1名、看護師3名、助手2名のスタッフにより検査を展開しています。現在、胸部撮影や骨の撮影などの一般撮影をはじめ、CT、MRI、消化管造影、尿路造影、胆道造影、骨塩素量測定など多岐にわたる画像撮影を行っています。
また、地域の中核病院として地域連携室を通じ、近隣の医療機関からの依頼に対し積極的に対応しています。

一般撮影
X線を使用して胸や骨の撮影を行い、DR(デジタルX線画像診断)システムを用いて撮影データーをコンピューター処理することにより、従来のX線フィルムに比べ被曝線量の低減かつ良質な画像を提供しています。

X線CT検査
X線とコンピューターを使って身体の内部の様子を速く細かく、しかも連続で撮影して画像にします。1回の息止め(4~10秒)で胸やお腹を全て撮ることが出来る優れものです。体の任意断面も自由に画像とすることが可能です。
造影剤を使用した検査では、経時的に撮影し、より精度の高い診断が得られます。検査の所要時間は約10~30分です。
CT

乳房撮影検査(マンモグラフィー)
乳房は柔らかい組織で出来ているため、専用の装置を使って撮影します。マンモグラフィーは、触知不能な乳がんも検出することができる感度の高い検査方法です。最近では乳腺疾患が増加しつつあり早期発見・精査目的でのマンモグラフィー検査の重要性が高まっています。
当院では、外科医3名と診療放射線技師2名がマンモグラフィー撮影認定を取得し、また、マンモグラフィー検診施設画像認定を受けて検査を実施しています。検査の所要時間は約10分です。
マンモグラフィー

MRI検査
磁場の強さが1.5テスラ(15,000ガウス)という強い磁石と電磁波を使って身体の内部の様子を撮影し画像にします。X線を使用しないので放射線被曝がなく、身体の断面も自由に設定することができ、脳、脊髄、内臓、筋肉、関節、血管などを画像にすることができます。造影剤を使用した検査では、より精度の高い診断が得られます。検査の所要時間は約30~60分です。
MRI

消化管検査
消化管検査は食道・胃・小腸(十二指腸を含む)・大腸を画像として写し出して診断します。検査方法は2種類あります。1つは、X線と造影剤を使用して画像にする食道・胃・小腸造影検査と、大腸造影検査です。もう1つは、電子ファイバースコープを使用して画像をモニターに映しだす胃内視鏡検査と、大腸内視鏡検査です。
造影検査は診療放射線技師が担当し、内視鏡検査は担当医師が行っています。検査の所要時間は食道のみ約10分、食道・胃・十二指腸約30分、小腸約30~60分、大腸約30~60分です。胃内視鏡検査は約20分、大腸内視鏡検査は約30分です。
X線TV装置

骨塩素量測定検査
X線を使用し、腰椎または股関節でのX線吸収値から骨に含まれるカルシウムなどの骨塩素量(骨密度)を測定します。検査の所要時間は約10分です。
骨塩素量測定検査
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