(趣旨)

第1条　この規則は、道路運送車両法(昭和26年法律第185号。以下「車両法」という。)、道路運送車両法施行規則(昭和26年運輸省令第74号。以下「施行規則」という。)及び自動車損害賠償保障法(昭和30年法律第97号。以下「保障法」という。)に定めるもののほか、自動車の臨時運行の許可(以下「臨時運行の許可」という。)に関し、必要な事項を定めるものとする。

(申請)

第2条　臨時運行の許可を受けようとする者(以下「申請者」という。)は、自動車臨時運行許可申請書(様式第1号。以下「申請書」という。)を町長に提出するとともに、臨時運行の許可を受けようとする自動車(以下「当該自動車」という。)に係る次に掲げるいずれかの書類の原本を提示しなければならない。

(申請者)

第3条　臨時運行の許可を申請することができる者は、実際に自動車の運行ができる者であり、その範囲は次のとおりとする。

(許可基準)

第4条　町長は、第2条の規定による申請があった場合は、申請書の内容を審査し、次の事項に適合すると認めたときは、これを許可するものとする。

(有効期間)

第5条　車両法第35条第2項の規定による臨時運行の許可に係る有効期間は、特別の事情がある場合を除き、同条第3項に規定する5日を超えない範囲で、町長が必要と認めた日数とする。

(許可証の交付)

第6条　町長は第4条の規定に基づき臨時運行の許可を決定した場合は、当該申請者に対し車両法第35条第4項の定めるところにより臨時運行許可証(様式第2号。以下「許可証」という。)を交付し、施行規則第25条に規定する臨時運行許可番号標(以下「番号標」という。)を貸与するものとする。

(番号標の貸与)

第7条　前条の規定による番号標は、次の区分に従い貸与するものとする。

(許可手数料)

第8条　臨時運行の許可をする場合の手数料は、神河町手数料条例(平成17年神河町条例第76号)の定めるところによる。

(許可証及び番号標の返納)

第9条　第6条の規定による許可証の交付等を受けた者は、車両法第35条第6項の規定により臨時運行の許可の有効期間満了後5日以内に町長に許可証及び番号標を返納しなければならない。

(許可の取消し)

第10条　町長は、虚偽その他不正の手段により臨時運行の許可を受け、許可証及び番号標を不正に使用したことを発見したとき、又は法令違反により摘発されたときは、直ちに当該臨時運行の許可を取り消し、その旨を臨時運行の許可を受けた者に通知するとともに、必要な場合は福崎警察署長及び姫路陸運局姫路自動車検査登録事務所長(以下「福崎警察署長等」という。)に通知するものとする。ただし、緊急の場合はこの限りでない。

(許可証及び番号標の亡失等)

第11条　第6条の規定による許可証の交付等を受けた者が、交付を受けた許可証を亡失し、又は貸与を受けた番号標を亡失したときは、紛失届(様式第3号)を町長に提出しなければならない。この場合において、番号標を亡失したときは、警察署長の発行する遺失物の届出に係る証明書を添付しなければならない。

(番号標亡失等による弁償)

第12条　臨時運行の許可を受けた者が、番号標を亡失し、又は毀損したときは、実費相当額を弁償しなければならない。ただし、当該亡失又は毀損がやむを得ない事情によるものであると町長が認めたときは、この限りでない。

(許可証及び番号標の回収)

第13条　町長は、許可証及び番号標を有効期間満了後5日を経過しても返納しない者に対して、電話、文書等による督促又は福崎警察署の協力を求める等適宜の方法により、速やかに回収を図るものとする。

(未返納者の告発)

第14条　町長は、臨時運行の許可を受けた者が、正当な理由なく許可証を返納しないときは、前条による督促の返納指定期限後、告発することができるものとする。

(番号標の失効)

第15条　町長は、第11条に規定する番号標の亡失に係る届出を受理した後、30日を経過しても発見できないとき、許可証の交付等を受けた者が居所不明により番号標の回収ができないとき、又は未返納者を告発したときは、当該番号標の失効を告示するとともに、その旨を福崎警察署長等に通知するものとする。

(帳票類の整理及び保存)

第16条　町長は、自動車臨時運行許可台帳(様式第4号)を作成し、申請書とともにこれらを整理及び保存するものとする。

(補則)

第17条　この規則に定めるもののほか、この規則の施行に関し必要な事項は、町長が別に定める。