令和2年9月のメッセージ

動画でもご覧いただけます。

　連日、例年にない厳しい暑さが続き、新型コロナ対策のマスク着用により、更に暑さを増した今年の夏ではなかったでしょうか。9月に入り、田んぼの稲穂も色付き始め、早い品種ではそろそろ稲刈りが始まる季節になりました。

　合併後、町民の皆様の手作りとも言える「かみかわ夏まつり」が8月1日に開催の予定でしたが、新型コロナの影響により自粛となりました。神河町の誰もが楽しみにされていたと思いますが、とても残念でした。来年は是非、開催できることを期待しています。

　さて、8月5日、井戸兵庫県知事に市町の取り組みや要望を提案する「中播磨地域づくり懇話会」が開催され、廣納議長と共に参加いたしました。神河町からは「地域医療の充実と公立神崎総合病院への運営支援」「地域資源を活用した地域創生、持続可能なまちづくり」「社会基盤整備対策」の3点について提案いたしました。それに対し「神崎総合病院は、県も支えていく」「基盤整備については、順次社会基盤整備プログラムに基づいて進めさせて頂く」など、井戸知事から前向きな答弁をいただきました。

　12日には、元大河内町長の故井上四郎様の叙勲の伝達をさせていただきました。井上様は、昭和54年から62年までの2期8年にわたり大河内町長を務められ、大河内水力発電所建設等に御尽力を賜りました。

　22日には、町遺族会主催の平和祈念事業として映画会がグリンデルホールで開催されました。新型コロナ対策として、アルコール消毒、体温チェックそしてソーシャルディスタンスとしての席数の1年3月の定員で開催されました。太平洋戦争末期の東京の保母たちが園児たちと集団で疎開して大空襲の戦火を逃れた“疎開保育園“の実話を映画化した人間ドラマで、幼児教育関係者の方々には是非観ていただきたい、とても感動的な映画でした。同時に改めて平和の尊さを感じました。

　26日には、「災害時における物資等の輸送および仕分けに関する協定書」を神河町と兵庫県トラック協会で締結いたしました。この協定により、災害時の物資の受け入れと仕分け業務の支援が大きな助けになると期待しています。

　27日には、「令和2年度地域創生戦略会議」を開催しました。参加された委員から「この新型コロナの影響を受け田舎が見直されている。テレワークによって都会でなくても仕事ができる。このチャンスを活かすべきでは」「50年後の神河町の姿をイメージできるビジョンをつくるべき」など貴重なご提言をいただきました。

　さて、神河町議会9月（第96回）定例会が9月1日から始まります。今定例会は、令和元年度決算審査を始め、補正予算、条例改正などの審議が行われます。引き続き「ハートがふれあう住民自治のまち ～大好き！私たちの町 かみかわ～」をキャッチフレーズに、持続可能なまちづくりに向け進めてまいる所存でございます。

　秋の全国交通安全運動が、9月21日（月曜日）から30日（水曜日）までの10日間、実施されます。車での移動をされる方が多いと思いますが、特に一旦停止では「止まる、見る、待つ」そして「横断歩道は、歩行者優先」を心がけ安全運転をお願いいたします。また、9月以降は夜間や夕暮時の事故が多発する時期です。早めの点灯とハイビームライトの活用をお願いします。

　新型コロナウイルスに関する支援策につきまして、Go to かみかわ（元気回復商品券）については、利用期限が11月30日までとなっていますので、お早目のご利用をお願いいたします。
　ひとり親世帯臨時特別給付金については、8月から受付を開始しています。詳細は町のホームページをご覧いただくか、または役場にお問い合わせください。
　また事業所の支援として、感染予防対策補助金を設けています。総額20万円までの感染予防に取り組まれた事業所は、是非申請をお願いします。

　新型コロナウイルス感染症に関しまして、8月26日に神河町人権文化推進協議会から人権チラシ臨時号が新聞折込されました。今、新型コロナウイルス感染拡大に伴う根拠のないうわさが広がったり、SNSで拡散していることが問題になっています。1人ひとりが憶測やデマによって人を傷つけない人権意識を持ってください。

　さて、新型コロナウイルス感染につきまして、先月には、全国的に感染者数が増加し、福崎保健所管内でも感染が報告されました。いつ誰が感染してもおかしくない状況になっています。引き続き、新型コロナウイルスを意識した生活習慣をお願いします。

　結びになりますが、近年の豪雨はいつどこで発生するかもわかりません。また、台風シーズンでもあります。秋雨前線や突発的なゲリラ豪雨への備え、そして体調管理には十分ご留意いただき、お過ごしくださいますようお祈りし、9月のご挨拶とさせていただきます。